最近話題の重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダを使ったナチュラルな掃除方法。
何が普通の洗剤とそんなに違うのか?と興味を持たれた方は多いと思います。
合成洗剤と比べて、安全性が高く環境に優しいという点と、汚れがキレイに落ちるという効果が高いところも人気が出た理由でしょう。
そして、重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダなどを揃えておけば、家中どこでもこれだけで掃除出来るので、用途に分けて色々な洗剤を購入するより経済的なんですよね( ^^)
ですが、全て同じような粉状のもので使い方がいまいち分かりづらい・・・
そこで今回は重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダを使いこなせるように、どんな汚れにどの成分が効果的なのか、使い分けについてまとめてみました。
重曹クエン酸セスキの違い
何が違うのかというと、まずphが違います。
数値が低くなれば酸性、高くなればアルカリ性、中間が中性という液性を示したものですね。
- 重曹・・・ph8.2 ごく弱いアルカリ性
- セスキ炭酸ソーダ・・・ph9.8 弱アルカリ性
- クエン酸・・・ph2.1 酸性
このphの違いを利用して、汚れを落としやすくするのです。
汚れを落とすしくみ
酸性のものとアルカリ性のものを混ぜると、中和という反応を起こします。
理科の授業で習いましたね~。懐かしいです。
そして、中和すると汚れは落ちやすくなるのです。
⇒酸性の汚れはアルカリ性で落とす
⇒アルカリ性の汚れは酸性で落とす
という原理で汚れを落とします。
重曹クエン酸セスキの使い分け
重曹の得意とする汚れ
- 油汚れ
- 皮脂汚れ
- 手あか・湯垢
- 生ゴミの臭い
などの汚れに効果的です。
また研磨力が強いのが特徴で、
- 鍋のコゲ
- 茶シブ
- シンク
- タイル
など磨くときに、直接振りかけてこすります。
しかし研磨効果が高いので、傷が付くと困るモノに使うのは厳禁です!
セスキ炭酸ソーダの得意とする汚れ
- 油汚れ
- 皮脂汚れ
- 手あか
- 生ゴミの臭い
- 血液汚れ
などの汚れに効果的です。
重曹が効果を発揮する汚れと似ていますね。
重曹は水に溶けにくいので、そのまま振りかけて使う事が多いですが、セスキ炭酸ソーダの場合は、水に溶けやすいのでセスキ水を作って掃除に使うと便利です。
重曹とセスキどっちを使えば良い?
重曹とセスキ炭酸ソーダを比べると、同じアルカリ性なので得意な汚れが似ています。どちらを選べば良いのでしょう?
この表を見ると・・・
⇒ より油汚れや皮脂汚れに強いのは、セスキ炭酸ソーダです。
⇒ 研磨力は重曹の方が上なので、こすって落とす汚れには重曹です。
クエン酸の得意とする汚れ
- 石けんカス
- 水あか
- 尿汚れ
- ヤニ汚れ
- 水垢が原因の黒カビ
- 魚の生臭さ
などの汚れに効果的です。
また、消臭効果や除菌効果があるので、水に溶かしてスプレーで使う事もあります。
重曹やセスキ炭酸ソーダを使って掃除をした後の仕上げとしてもクエン酸スプレーを使います。
重曹などで掃除をすると、乾いた後白く粉のように残る事があるのです。
そこでクエン酸水スプレーで拭くと白い粉は消えてピカピカになるのです。
まとめ
いかがでしたか?
重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダを揃えておけば、これからの時期大掃除にも充分活躍してくれると思います!
是非活用してみて下さい。
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