スマホ、パソコンを日常的に使う現代人のほとんどの方が、目の周辺がピクピクっと痙攣を起こした事があるかと思います。
すぐにおさまる場合もあれば、何時間も何日も続く事もあり、長く続くと気持ち悪いんですよね。
私もここ数年この症状に悩まされていて、短い時は一日、寝ると治りましたが
長い時は3カ月くらい毎日続きます。
痛いわけじゃないけれど気持ち悪い・・・気になる。
鏡を見るのが嫌になる、というちょっと困りものの顔の痙攣。
なぜ目の下の痙攣がおきるのか?
・ 痙攣が起こる原因
・ 考えられる病気
・ 実際試してみて効果があった治し方
などをご紹介したいと思います。
目の下の痙攣の原因は?
目の周りの痙攣は、まぶたを動かす筋肉が異常に緊張した状態になったときに起こり、原因はたいていストレスによるものだそうです。
しかし、ストレスと一言で言うとハッキリした原因が分からないので、治し方も確実なものがないのです。
パソコンやスマホの画面はLEDライトを使用しているので多くのブルーライトが発生しています。
ブルーライトはエネルギーが大きく、紫外線に次ぐ大きさです。紫外線を直で目に浴びるのはなんかマズイ気がする・・と思いますが、ブルーライトの目への負担も相当マズイのです。
また、スマホやパソコンの画面を長時間見続けることで、猫背になったり、まばたき回数が減り目が乾燥したり、一点に集中して肩こりや頭痛が起きたりと、痙攣以外にもさまざまな症状が出ます。
ほとんどの原因はストレスや睡眠不足などですが、中には脳の病気による痙攣もあるそうです。
脳が原因の痙攣・脳腫瘍の可能性は?など脳神経外科の医師に聞いてみた内容はこちら
目の下の痙攣で疑われる病気
ドライアイの症状と似た症状が初期に起こります。目のまわりの筋肉がピクピク動く、目が乾く、眩しいといった症状です。
通常は両眼に痙攣が起こり、症状が進んでいくとまぶたが重くなったり、物が見え辛くなります。
自分の意志とは反して、目がピクピクと不規則に痙攣します。人の目から見て分からないくらいの微細な痙攣を起こし、症状がそれ以上広がる事はありません。
目の上にも下にも起こりますが、通常片目だけ起こります。
初期は目の周りの痙攣からはじまり、徐々に痙攣の範囲が広がっていき片側の顔全部が痙攣をおこしてしまう病気です。
顔面神経の病気です。
以前テレビである女優の方が、目の痙攣から女優を引退したという番組を見ました。おそらくこの症状は片側顔面けいれんの症状ではないでしょうか。
それを聞いて怖くなり病院に行けず、徐々に痙攣はひどくなりついには顔全体が痙攣を起こし、女優として活動できなくなってしまった。
女優を辞め人目につかない仕事をするようになったが、数年後、まわりの人から手術を受けるよう説得され、脳の手術をし痙攣が治った!
という内容でした。
目の周りの神経と、脳の血管が近いと血管に血が流れるたび目の神経を刺激されて痙攣が起こるという症状を、その女優は起こしていたそうです。手術は目の周りの神経と血管を離す手術でした。
目の下の痙攣の効果があった治し方
これをやるとすんなり治る!ような画期的な治し方があればいいのですが、原因がハッキリもせず、画期的な治し方も確立されていないようです。
実際に私がやってみて効果があった治し方です。
自己流療法
レンジでチンしたホットアイマスクやタオルで目の周辺を温めます。
痙攣を起こしていると同時にクマも酷かったので、血行不良だと思いやってみたところ、ピクピクは治まりました。しかし、痙攣が起こり始めの時は効果がありましたが、長期間痙攣が続いている時は効果はありませんでした。
睡眠不足のときに疲れから痙攣が起こり始めるので、休みにとにかく寝続けました。疲れが抜けてスッキリすると痙攣は止みました。
しかしいくら寝ても解消されないストレスを抱えている時はなおりませんでした。
長期で休みをとって旅行へ行ったりすると、痙攣は止みました。
しかし仕事へ戻ってまた忙しい日々が始まると痙攣もはじまりました。
痙攣が気持ち悪過ぎて眼帯をして生活した時があります。3日くらい痙攣がおこる方の目に眼帯していたらなおりました。
温かいお風呂でゆっくり長風呂をすると治りました。血行不良が改善されるのでしょうか。
このように色々試してみて効果もあるときとない時がありました。痙攣が始まって間もないころは効果は現れやすいのですが、何週間も1ヶ月も超えると自分の力では治せず病院へいきました。
病院で行った治療
眼科を受診すると、「ドライアイ気味」とのことで目薬を処方されました。
一時的には治まりましたが、すぐにまた痙攣が始まりました。
某女優の番組を見て心配になった私は脳神経外科でMRIを撮ってもらい、血管を確認しました。
しかし、血管が悪いのか、ただのストレスなのかハッキリした判断が出来ないとのことで
抗てんかん薬のテグレトールという薬を処方されました。
結果、この薬はとても効きました。飲み始めてすぐに痙攣がおさまってくれたのです。
二ヶ月ほど処方されましたが、最後の方は飲むのを忘れてしまい、それでも治っていたので、私にとってテグレトールが一番効果があったのかな?と思います。
これも脳神経外科の先生にすすめられました。神経内科でも受けられます。
痙攣を起こしている周辺にボツリヌス毒素の注射を打つとで症状を止める事ができるそうです。
効果はかなり期待できるとの事でしたが、デメリットが、費用が高く、効果は3ケ月程度
という点です。
ボツリヌス毒素注射を目の痙攣治療に用いる場合は、保険が適用されるそうですが、それでも費用が高いです。(1回1万円以上はかかります)
また、まれに注射を打った周辺の筋肉が動きにくくなるという副作用があります。
美容目的でシワとりにも使われているので、危険なものではないと思いますが、美容整形?シワとり?している芸能人の表情筋は確かにオカシイです。
まとめ
目の下の痙攣の原因はほとんどがストレスと、スマホやパソコンの使いすぎによる眼精疲労のようです。
中には脳の病気が原因の場合があるので、痙攣が何ヶ月も続いたり、症状がどんどんひどくなるような場合は病院を受診して下さい。
ストレスを解消したり、とにかく休息をとって目を休める!と言ったって、仕事が忙しい現代人にとって、ストレス解消や休息なんて
「簡単に言うなーーーー!!!」
と言いたいと思います。そのストレス解消や、休息がとれないから困って、こんな症状に悩んでいるのです。
この症状は痛くはないですが、不快感が続くので精神的にも辛いですし、いつ治るのだろう・・・という不安な気持ちもあります。
しかし、この症状に苦しんでいる人はたくさんいて、私もその一人なので、同じ思いをしている人がいると分かると不安な気持ちも和らぐし心強いと思いませんか?
一旦薬で1年以上治っていた痙攣ですが、また発生しているので(そして今薬がないので)また効果のあった良い方法を発見して、書いていきたいと思います。
※2017年10月追記
その後、目の下の痙攣はひょんな事がキッカケで治りました。
詳しくはこちら⇒まぶたの痙攣が5年も続いたが急に止める事ができた!なぜ治せたのか?
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