私は長い間まぶた(右目の下)の痙攣で悩まされていました。
期間はなんと5年!
5年間毎日ではなく、止まったり、また痙攣し始めたりを繰り返し
短い時は1日で止まる事もありましたが、長い時は最長で半年くらい毎日止まる事なく痙攣が続きました。
何度か病院へ行き検査をしましたが原因は分かりません。薬を飲んで止めていた事もあります。
最悪ボトックス注射をする事も考えました。
だけど、ある日急にピタッと止まったんです!
人間の体は摩訶不思議です。
まぶたの痙攣が5年も続いたイライラの日々
誰しも、まぶたがピクピクっとする痙攣を経験されたことがあると思います。
そしてそれは一時的なもの。本当に一時的にピクっとして終わったり、ひどくても寝たら治るのが普通です。
私も最初は、目の下が妙にピクピクするなぁ。でも寝たら治るか。
と思っていたし、実際最初の頃は寝たら治っていました。
ところが徐々に寝ても治りにくくなり、ついには治らないのが当たり前になってしまいました。
こうなると、気持ち悪くて仕方ない。
色々と調べてみると、私の痙攣は微細な痙攣で片目だけだったので、おそらく眼瞼ミオキミアというやつでした。
まぶたの痙攣で疑われる病気についてはこちらをどうぞ。
しかし、眼瞼ミオキミアは、「一時的なもので疲れが取れたら治る」そうなんですが
私の場合続く時は1ヶ月、2ヶ月‥3ヶ月‥‥酷い時は半年くらい毎日痙攣が続きました。
病院で検査もしましたが、原因が分からない。
原因が分からないけれど、大きな病気という訳でもない。
だからこそ、治し方が分からない!!
日常生活は送れるけれど、この症状は色々と地味~に苦しくて、凄くイライラするんですよ(T_T)
- ピクピクして気持ち悪くて余計目が疲れる‥
- 気持ち悪いから余計ストレスが溜まる。
- 気持ち悪くて鏡を見るのが嫌になったり。
- 人に気付かれたらどうしよう‥と下向き加減になってしまったり。
- 私はお酒が好きなんですが、お酒を飲むと止まっていた痙攣が必ず始まるので、好きなお酒をあまり飲めない事が辛かった。
- いつ治まるんだろう‥?ひょっとしてこの痙攣って一生続くの?という不安。
- ていうか、こんなに治らないなんて、絶対悪い病気だ!
→検索してしまう→『脳腫瘍の可能性』とかいう言葉にビビらされ、さらに不安が募る。
自暴自棄になりかけでした。
まぶたの痙攣は脳腫瘍の可能性もあるのか?脳神経外科を受診して聞いてみた
まぶたの痙攣を突然止める事ができた
今から一年半前に、突然痙攣が止まりました。
でも、止まるまではこの一年半前くらいが一番痙攣がきつい時期でした。
何をしても治らない。そして私にとって特効薬のテグレトール(抗てんかん薬。痙攣を止めるのに有効な薬)も効かなくなっていました。
でも、薬が効かなくなった瞬間
「あ、もういいや。これはもう一生付き合っていこう。」
という思いが自然と出てきて、妙に納得できたんです。
薬が効かなくなった事で薬に頼って治そうという考えは捨てました。
なので、この頃は半年以上止まらない痙攣を、なんとか慣れようと頑張っていた頃です。
そんなある日、用事があり一人で旅行に行く事になりました。
旅先で現地に住んでいる友人と会う事になっていて、一緒に夕食を食べお酒を飲みました。
ホテルに戻った時、痙攣が治まっているような気が。
普通ならお酒を飲むと痙攣はよりひどくなるのに。
普段なら夜な夜なパソコンで作業しているけれど、パソコンを持っていなかったのでその日はゆっくりお風呂に入って寝る事に。
翌日、鏡を見ると毎日ピクピクしていた目の下の痙攣は止まっていました!!!
そして不思議な事に、その日から痙攣は、ほぼ起こらなくなりました。
起こるのはお酒を飲んで数時間だけ。翌日には治るようになりました。
徐々にお酒を飲んでも起こらなくなり、今は全く痙攣は起きていません。
とても不思議でした。
ホテルのお風呂が良かったのか?久々に会った友人が私の悩みを吸い取ってくれたのか?なんて思ってしまいました。
長期間続いた目の下の痙攣の原因は何だったのか?
病院でもこの痙攣の原因は分からなかったので、原因追及はできません。
ですが、西洋医学で分からない事が漢方なら分かる事があります。
中医学では、「肝」が原因であると考えます。「肝」は気の流れをコントロールしつつ、血の貯蔵も行っている大変素晴らしい臓腑です。
その他、目や筋との繋がりも非常に深く、まさに「まぶたのぴくぴくは」ここに当てはまります。
つまり、肝に影響を与えるものであればピクピクの原因になるものという事です。
例えば、気の流れを阻害するストレス・精神的な緊張が体内に「風」を起こした時や、過労や睡眠不足などで血を消耗する時です。
もちろん月経での出血や、考え事が多い時・悩み事が多い時なども血を大量に消耗しますので同様です。
実は、慢性的に脾胃(胃腸)が弱い方にも見られまして、食物からの消化吸収が悪く、血をしっかりと補えないパターンです。
漢方に興味を持って勉強していた時期があり、調べものをしていたら、こんな記事を見つけてビックリしました!!
ストレスが直接目に繋がる。と明言されている!
私が元々痙攣が始まったのは、極度の緊張状態・ストレスを感じた次の日からでした。
ただ、ストレスにより痙攣が起きているのはなんとなく分かります。
もっと驚いたのは、血を消耗する時も目に繋がるという事です!!
今は全くないですが、痙攣が起きていた5年の間は、生理前になると必ず目の下の痙攣が始まっていました。
生理期間が終わると止まったり、そのまま止まらず続いたり‥。
その事を病院で言っても、「なんでやろうね?」と流されてしまいましたが。
でもその不思議が漢方で解けました!!
まぶたの痙攣はなぜ治せたのか?
痙攣が続いていた時は、ストレスを取り除くために、リラックス効果の高いアロマを焚いたり、音楽を聴いたり、休みの日はとにかく眠るようにしていました。
でも、痙攣が長引いていた時はどれも効果はありませんでした。
なのに、たった1日の用事を兼ねた旅行で急に治りました。
アロマや音楽や色々と努力していた時は、痙攣を止めたい!治したい一心でした。
だけど、薬が効かなくなって「もう良いや。」と諦めた事で、治ってくれ!!という強い思いから開放されました。
結局「まぶたの痙攣いつ止まってくれるの?絶対治したい!」という思いが一番のストレスだったんだと思います。
体に起きている事を否定しようとしない。受け止めると楽になります。
私は5年付き合った目の下の痙攣と、こんな風に自然とお別れする事ができましたが、まぶたの痙攣が止まらず困っている方は多いようです。
あまりに長引く場合は病院を受診して検査する事が大切だと思いますが、いくら病院に通っても原因が分からない。
という場合は、漢方専門医がいる病院を受診してみると良いかもしれません。
私のまぶたの痙攣シリーズ(笑)はこちらです。
◆目の下の痙攣が続く原因や疑われる病気 効果的な治し方は?
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