以前、盲腸の痛みの出方や放置したらどうなるか?
についてブログに記しましたが、今回はその続きです。
などを、私の盲腸体験からお伝えしたいと思います。
盲腸で入院・手術することに
私は盲腸の痛みを5日も我慢したツワモノです(`・ω・´)
って今思えば怖いんですが。
詳しくは⇒盲腸の痛みを5日我慢し病院へ行った私の体験談 放置するとどうなる?
腹痛が始まり5日目の朝、激痛のお腹を抱えて病院へ行くとすぐにCT検査をして
「おそらく急性虫垂炎(盲腸の事)だろう」
という事で午後から緊急手術になりました。
盲腸の手術は簡単というイメージはあったけれど、お腹にメスを入れるんだから絶対全身麻酔するよなと思っていたら
「全身麻酔か下半身麻酔かどちらか選べるけれど、どっちにする?」
という選択肢を与えられたのです。これには結構驚きました。
下半身麻酔でもできるんだーという事と、患者に麻酔の選択の自由がある事にです。
私は、切られているのを上半身で感じながら‥というのは気持ち悪いのと、全身麻酔で気を失う事感覚ってどんなんだろう?と興味があり、そんな不純な動機から全身麻酔を希望しました。
今から手術というのに、ちょっとワクワクしている自分がいました。
手術前に色々と準備をするんですが、誰もが気になるアレ、毛の処理もされました。
どんなもんかと思っていたけれど、全て剃られる訳ではないです。看護師さんは慣れているので、電動カミソリで一瞬でした。
それから、爪の状態を見る必要があるそうで、マニキュアは落としました。
オペ室に入り少ししたら
「今から麻酔をしますので、10秒数えるから一緒に数えて下さい。」
と言われます。
(お~ドラマみたい!)
繋いでる点滴に麻酔が入りました!
そして数を数えているうちにすぐ気を失いました。
次に気づいた時はオペ室の外でした。手術が終わると看護師さんは無理やり起こすみたいです。
盲腸の手術後に待ち受けてた苦難
人より盲腸の痛みも弱く(というか私が傷みに強すぎた?)初めての手術にちょっとワクワクしていた私ですが、盲腸ナメてました。
術後の夜と、その翌日の2日間はかなり辛くて、手術ってこんなに大変なんだ!と泣けてきました。
絶飲は地獄のように辛かった
手術後、目覚めた時一番に思った事は「喉がカラカラ、水飲みたい!」
意識はもうろうとしながら、かすれた声で振り絞るように
「水が飲みたい。」と一言。
すると
「絶飲絶食なので、明日の朝まで何も飲めないですよー。」
えーーーーー!!!!!!
聞いてねぇー。
絶望的な気持ちになりました。だってまだ昼の3時です。明日の朝までこのカラカラの喉で?
術後の痛み云々より喉が渇き過ぎてどう過ごせば良いかという不安で一杯になりましたが、意識はもうろうとしていたので、そのあとも眠れた事で夜の12時頃まではやり過ごせたんですが…
夜中になり目が冴えてきて、眠れない…。
苦しい。み、水飲みてーーーー!!!
あっ!麻酔が切れてきたから痛いので痛み止め下さいって言ったら、薬飲む時に水が飲めるんじゃ?(勿論傷口も痛かったけれど喉の渇きの方が強かった。)
とひらめいたのが朝の4時。速攻ナースコールをしました。
やっと水が飲める~と看護師さんを心待ちにしていたら、看護師さんが持っていたのは注射でした。
痛み止め注射かよ!!!
第二の絶望が訪れました。
が、痛み止めの注射のお陰で眠たくなり、朝食の時間まで眠る事ができ、無事水分にありつけました。
人間、本気で喉が渇いたら「水」って思うんですね。
体が動かせない
体を見ると、腕には点滴と指にはサチレーションを測る機械、もう片手は多分血圧計がついてたような‥。
お腹から何やら管が出て袋が繋がれています。
私は盲腸を我慢し過ぎて腹水が溜まっていて、それを抜く管でした。そして、尿道からも管が出ています。
体中管だらけ&痛いので体はほぼ動かせません。
ちょっとかゆい所をかきたくても、両手塞がれてるので動けない。
寝返りもなかなか打てない状態でした。
術後初めての夜は怖かった
初めての手術で、しかも体中管だらけで、体は動かせられない。
導尿なんて生まれて初めての経験で、「体動かせないのにトイレに行きたくなったらどうしよう‥」という不安。
(導尿のお陰でトイレに行きたいという気持ちには全くなりませんでした。)
個室で誰もいない。
意識がもうろうとしているので、誰か知らない人が入って来るような感覚もありました。
痛みはいつ引くのかとか、いろんな不安が押し寄せて、とても怖かったのを覚えています。
盲腸の手術後一番痛かった事
私は麻酔が切れてきてからの痛みはあまりない方でした。というより痛みはあったけれど喉の渇きの方が強烈に辛かったんです。
なので、手術経験者が語る「麻酔が切れてからの痛みが地獄。」という思いは経験せずに済みました。
痛みの強い弱いあれど、麻酔が切れてくると痛みが出るのは当然です。
でもそれはある程度覚悟できている事なので、すぐに対処もできます。
私が術後痛かったのは、手術の傷口ではなく、尿道でした。
尿道に管を通すのは、麻酔で意識がない間にしてくれているので良いんですが、抜く時は何とも言えない痛さなんですよ。
鋭い痛みというか‥なんというか。
で、抜く時も勿論痛いんですが、これは一瞬の事なので我慢できました。
でも、管を抜いた後が一番辛かった!
しかし管を抜いて少ししたら尿道に我慢できない痛みが走りました。
感じた事のない痛みで、いてもたってもいられず、我慢できずに泣けてきました。
すぐに痛み止を持ってきてもらい治まりましたが、あの痛みは強烈でした。
ですが、翌日にはほぼ元気になって、点滴をぶらさげながらタバコを吸いに行くまで回復しました。(コラコラ)
盲腸手術後の苦難や痛み・まとめ
初めての入院、手術で分かった事‥
術後の苦痛は傷口の痛みだけではありません。絶飲絶食の苦痛や押し寄せる不安感もあります。
私にとって一番苦しかったのは、水分が全く取れなかった事。
一番痛かったのは、導尿の管を抜いた後でした。
たかが盲腸とナメてかかってはいかん!!
の一言に尽きます。
そして、5日も放置しなかったら、手術せずに薬で散らせたかもしれない‥という後悔も少しはあります。。
盲腸の入院お見舞いはいつ行くべき?金額や手土産は何が喜ばれる?
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