急に寒くなったり、もう春?と思うほど暖かくなったり
急激な気候の変化は、体が追い付けなくて体調を崩しがちになります。
今年の冬は、気づけば周りの人が「風邪で・・」「インフルエンザで・・」
と、みんな風邪を引いている状況になっていました( ゚Д゚)
夫も風邪を引いてしまったのですが、我が家では風邪を引くといつも対立する意見があるのです。
それは、風邪薬を飲むか?飲まないか論争です。
などをリサーチしてみました。
風邪薬の効果ってあるの?
風邪をひいたとき、風邪薬を飲むか?飲まないか論争。
これは家庭内だけでなく、友人間でも意見が分かれるところではありませんか?
我が家では、
私は、医学的な専門知識を持っている者ではありませんが、医療機関で務めていた事がありそこで得た知識や、自分で調べた事から「風邪薬は飲まない派」になりました。
ですが勿論、風邪薬はちゃんと効果があるのは知っています。
風邪の症状に対しての効果です。
風邪薬には、総合感冒薬、咳や痰、発熱、悪寒、のどの痛み、鼻水鼻詰まり、等々
様々な用途に合わせての薬がありますね。
例えば喉が痛いな、、と思って喉の痛みに効く薬を飲めば、次第に喉の痛みは和らいでいきます。
解熱剤を飲めば、熱を下げてくれます。
こういう風邪の症状を緩和してくれるんです。
なので、風邪を引いても仕事を休めない人や、
症状が辛くて、どうしても和らげたい人にとっては効果があるのです。
ではなぜ、『風邪薬は飲んでも意味がない』などと言われるのか?
風邪薬を飲んでも意味がない訳
風邪薬は、のどの痛みや発熱などといった風邪で起こる症状を緩和させてくれる効果があります。
風邪薬の箱にも、そう書いています。
- 症状が和らげば、それで十分なのでは?
と思われるかもしれません。
しかし風邪薬はどこにも「風邪を治す。」とは書いていません。
それは、風邪を治す薬なんてものがないからです。
今の医療技術を持っても、風邪の菌を退治する薬はないんです!
これを初めて知った時、結構衝撃でした。これだけ医療は進歩し、沢山の薬が開発されているにも関わらず
一番身近な病気「風邪」を治す薬がない。だって((((; ゚Д゚)))))))
何故、風邪を治す薬がないかというと、風邪の症状を引き起こす原因物質は、90%がウイルスによるもの。
そして、そのウイルスは1種類ではなく、100種類以上もあるというのです。
かぜを起こすウイルス(かぜウイルス)を詳しく数えれば100種類以上もありますが、代表的なものは約10種類です。
そりゃ、そんなに何種類も風邪の原因となるウイルスがあったら、一つ一つ効く薬を開発するのは途方もないですし、そしてウイルスも常に一定ではなくどんどん変化するのです。
第一、どのウイルスに感染している、という検査結果が出るまでに治ってしまうのではないでしょうか。
この説明を風邪薬を飲む派の夫にすると、
- だからと言って、風邪薬を飲む意味がない事はないだろう!
実際、症状が和らいでくれたらその方が楽じゃないか。
と言われます。
確かにそうです。
そのまま症状が治まり、スッキリ治ってくれたら、「風邪薬飲んだからすぐに良くなった~!」と思うでしょう。
しかし本来、風邪の症状というのは、風邪のウイルスを外に排出するために起こしている体の免疫反応ですよね。
風邪の鼻水も喉の炎症も発熱も、全て体の免疫細胞がウイルスと戦っているから起こる症状なんです。
しんどいけれど、体は頑張ってくれてるから応援してあげるべき時なんです。
それなのに、薬で熱を下げたりすると、せっかく追い出そうと頑張ってた免疫細胞に水を差す状況な訳です。
体の中ではウイルスが優勢になっちゃいますね?
表面上は熱が下がり、症状が緩和されたように見えるけれど、体の中にはまだウイルスがいて、薬の効果が薄れてきたらまた症状が顔を出す、
結果、風邪をこじらせやすいんです。
自分自身の力で治そうと体が頑張ってくれているのに、抑え込もうと足をひっぱってる。
「せっかく治してやろうと必死で戦ってるのに、邪魔すんじゃねえ!!」
私が免疫だったらそう思いますね。
ただし、どうしても喉が痛くて耐えられない時や、どうしても咳を止めたい時、風邪でも仕事を休めない時など仕方のない時は薬に頼らざるを得ない場合もあります。
薬には必ず副作用がある
そして、薬を飲むうえで忘れてはならないのが、副作用です。
風邪薬の副作用でよく起こる眠気は、風邪薬の成分「抗ヒスタミン剤」による副作用です。
まぁ、眠気程度なら、風邪を引いているんだしゆっくり休めて逆に良いかもしれませんが、薬の副作用の「重い副作用」の欄には、目を疑う恐ろしい副作用が書かれています。
【複合感冒薬 PL の重い副作用】
喘息発作の誘発..咳き込む、ゼーゼー・ヒューヒュー息をする、息苦しい。
重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
間質性肺炎..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。
横紋筋融解症..手足のしびれ・けいれん、力が入らない、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿。
緑内障..目が痛い、充血、見えにくい、かすむ、光の回りに虹の輪、頭痛、吐き気。
目の前が暗くなり意識が薄れる!
水ぶくれ、うみ、皮がむける!?
歩行困難!!?
風邪を治すつもりが、市販薬の副作用で後遺症が残ったという症例もあるんです。
滅多に起こらない稀な副作用の一覧ですが、薬を飲むときはこういう副作用も覚悟の上飲まないといけないという事です。
薬と毒は表裏一体。風邪だからと安易に薬は飲まない方が良いと私は思います。
風邪を早く治すには何をする?
風邪を引いて薬を飲んでも意味がないなら、何もせずじっとするしかないのか?
と言うとそうではなく、早く治す為に頑張って戦ってくれてる体の手助けをするようなことをすれば良いのです。
風邪の引き始めにちゃんと手助けをすれば、1日~2日で治ってくれます。
風邪のひき始め、寒気がする時は温める
寒気がするのは、体が体温を上げようとしているから。体温を上げることで、免疫が活性化するのです。
そんな時は、体を温める手助けをしましょう。
葛根湯を風邪の引き始めに飲むと体が温まり、風邪の治りが早くなると言われていますが、漢方薬は、体質や飲むタイミングによっては効果を発揮できない事があります。
葛根湯は、どちらかというと体力があり胃腸の強い人向けの薬と言われていて
飲むタイミングは風邪の引き始めです。こじらせてからではあまり意味がありません。
持病がある人は飲まない方が良い場合があるので、できれば病院で処方してもらう事をお勧めします。
風邪で喉が痛い・咳が出る時は
加湿し、マスクをして喉が乾燥しないようにしましょう。
喉の痛みや、咳に良い食べ物はレンコンや大根です。
水分を取ってとにかく寝る!
風邪を治すには、これに尽きます。
自己治癒力を信じて安静にして下さい。
とは言え、39度を超えるような高熱が出てるのに、自己治癒力で・・・というのは危険なので、無理をしないで医療機関を受診してください。
風邪だと思ったら違う病気だったという事もあるかもしれません。
風邪薬は飲む?飲まない?結果!
風邪薬は、風邪の症状を抑え込むもので、風邪を治すものではない。こじらせる可能性もあるし、副作用もあるので極力飲まない。
だけど、症状が酷くてどうしても抑えたい時や、どうしても仕事や用事で休めない時だけは仕方ない。
という結論に至りました。
でもやっぱり、風邪は基本自分の免疫力で治すものです。
風邪かな?と思った時に安易に薬に手を伸ばすのではなく、自分の力で治すよう手助けをしてあげましょう!
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