たけのこが美味しい季節。
この時期、たけのこが沢山取れたとお裾分けしてもらう事があると思います。
しかし、たけのこはあまり日持ちしません。美味しいのに、すぐに傷んでしまいます。
沢山貰ったら、消費するのも大変です。
一気にたけのこを食べるのも一苦労だし、できたら長く保存して色々な調理に使いたいところですよね。
そこで、今回はたけのこを長く保存する方法を何パターンかご紹介します。
たけのこの保存方法 冷蔵で何日もつ?
お裾分けでもらう場合は、茹でてあく抜きされたモノが多いので、下茹でされたものの保存方法について書きます。
でも、取りたての生のたけのこを貰った場合は、皮を剥いですぐに茹でないとえぐみが強くなってマズくなります。
生の筍は、できるだけ取ったその日のうちに茹でましょう。
生のたけのこの茹で方動画を載せておきます。
■ 下茹でされた筍の冷蔵庫での保存方法
タッパーなどに水をはってその中に入る大きさに切って入れ、冷蔵庫で保存します。
茹でられたたけのこからもアクが出るので、毎日水の交換をするのを忘れずに。
これで、大体1週間~10日程持ちます。
すっぱい匂い、酸味がしたら傷んでいるので、食べずに破棄してください。
たけのこを長期保存する瓶詰の方法
たけのこを1年間保存できる方法です。
春にいただいた筍をお正月まで使えます。
やり方はこちら。
- しっかり蓋がしまる瓶を用意します。
- たけのこを瓶に入る大きさに切ります。上の柔らかい部分は長期保存に向かないので、瓶には入れずすぐ使う用に。
- たけのこを瓶詰します。なるべく隙間ができないように。
- たけのこを瓶に入れたら、水を瓶の口までたっぷり注ぎ軽く蓋をします。
- 大きめの鍋に、たけのこが入った瓶を入れ、瓶にかぶるくらいの水を注ぎ、30分ほど煮込みます。
- 火を止めたら瓶を取り出し、すばやく蓋をきつく閉めます。
- 瓶を逆さにして、瓶のふたも殺菌します。
- その後、自然に冷ましたら冷暗所に保管します。
この状態で1年は保存が効きますが、未開封の場合で1年持ちます。
一度開封すると、冷蔵保存の時と同じように毎日水を交換して1週間以内に食べきります。
ちなみに‥
たけのこの水煮は失敗する事もあります。
通常なら透き通っている水が、失敗すると濁ってくるので、できるだけ毎日瓶の状態をチェックした方が良いです。
腐ってしまった水煮は、とんでもない異臭を放つそうです‥。
たけのこをおいしく冷凍保存する方法
たけのこは冷凍すると水分が抜けて、スカスカになるので冷凍保存に向かないとよく言われます。
でも、冷凍保存できると便利なのに。と思いませんか。
確かにそのまま冷凍保存すると不味いですが、味付けをすれば冷凍保存できるんです!
出汁で味付けして冷凍
筍は薄く切って、出汁、醤油、砂糖、酒などで濃いめの味付けをして炊きます。
冷ませたら、出し汁も一緒に冷凍します。
汁気があるので、ジップロックよりもタッパーの方が良いですね。
小さいタッパーに小分けしておくと調理の際にとても便利です。
食感や風味は取れたてのものには劣りますが、しっかり味がしみ込んでそれはそれで美味しい。
たけのこご飯や煮物、チンジャオロース、餃子などに。
砂糖を付けて冷凍
- 筍は5ミリくらいの厚さに切ります。
- 筍200~300gに対して、砂糖は大さじ1杯をまんべんなく振りかけます。
- ジップロックに筍を入れ、空気を抜いて冷凍します。
砂糖を使っているので、調理の際は砂糖は少な目で大丈夫。たけのこの甘みはあまり気にならない程度です。
これだけで、たけのこの食感を損なわず保存できるというのだから、砂糖、お見事です。
この方法でも1年ほど保存が効くので、手間と腐る心配のある水煮の瓶詰よりも、砂糖をまぶして冷凍の方が難易度が低いと思われます。
たけのこの保存方法まとめ
たけのこを沢山もらったら、すぐに使う用、冷凍、長期保存など分けて保存すると良いです。
取れたての旬の味と香りも楽しまないと勿体ないし、でも味付けして冷凍しておけば色々な調理にすぐに使えて便利だし、瓶詰すれば長持ちするのでお正月にも使えます。
たけのこはそのままだと鮮度が落ちるのが早く、すぐに傷んでしまいますが、きちんと保存すれば日持ちする食べ物です。
沢山もらったら、保存方法を分けて1年中楽しみましょう。
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