大人の偏食は困りますね。
恐らく本人より、周りにいる人が一番困ります。
例えば、旦那様が偏食家だったら、ご飯を作る奥様は相当ストレスがかかります。
好きな料理を作れない上、気を使って健康を考えてご飯を作っても残されたり文句を言われたりするのですから、家事放棄もしたくなりますね。
子供さんがいたら、なおさら教育上も良くないです。
極端な偏食になぜなるのか?原因について徹底的に調べてみました。
大人の偏食は病気?
まず、偏食の原因になる考えられる要素は3つ
2.子供の頃の環境
3.性格(悪い)
体質や病気というのは、食物アレルギーやスーパーテイスター(舌のみらいの数が人より多く、舌が敏感)また先天的な障害の可能性もあります。
自閉スペクトラム症(自閉症、アスペルガー症候群)の方に多い、極端なこだわりからくる偏食です。
例えば、白い物しか食べられない、逆に白い物が食べられない、等。
ここまで極端でなくても、自閉スペクトラム症の人は偏食傾向にあるようです。
体質や病気による偏食は、本人の責任ではないですし、治すにも専門家の指導が必要です。
しかし、環境的な要素、本人の性格などが原因の偏食は、まわりの努力次第で治す事も可能でしょう。
大人の偏食の原因 子供の頃の環境
■幼少期に食べた物の種類が少ない
様々な種類の食べ物を子供のうちに経験していないと、大人になってからも苦手になります。
野菜には苦味成分があるので、子供のうちは苦手なことが多いです。
しかしその苦手だった苦味が、大人になると旨味になるのです。
その為には子供のうちに、苦手だとしても色々な食べ物を食べておく経験が必要なのです。
例えば親が偏食の場合は、親が苦手な食べ物は食卓に並びませんので、その食品は食べる機会がありません。
子供のころに食べた事のないものは、大人になってからも「食わず嫌い」になる可能性が高いでしょう。
■加工食品の摂り過ぎ
人間には、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味
の5つの味覚があります。
その中で人間が好む味は甘味・塩味・旨味です。
加工食品は、化学調味料を沢山使ってうま味や甘味を出しています。
しかも、天然の食材に比べて味が強くしっかり出て美味しいのです。
強い味を覚えてしまうと、食材そのものの持つ本来の甘味や旨味は感じにくくなってしまい、何にでも調味料をかけたりします。
大人の偏食の原因 性格が悪い
■単にワガママ
性格もある意味環境的要素です。
体質的な問題でないのに食べない。
出された食べ物を、色々と文句を言ったり残したりできる、
「ワガママが通る環境」
で生活していた証拠です。
しかし大人になってもワガママを貫いているので、治すのも一苦労です。
■食べ物にあまり興味がない
家の食事は偏っていなくて、親は食欲旺盛。
なのに子供は食に興味が薄い、という事があります。
食欲は個々に違いますが、本当に食欲が薄い、食にあまり興味のない人はいるのです。
興味がないから、わざわざ色々食べたいと思わない→限られた物ばかり食べる→結果偏食になる。
■保守的な性格
知らない人と話すのが苦手な人見知りの性格の人がいるように、知らない食べ物に挑戦するのが苦手な性格の人がいます。
「食べた事がないけど、美味しそうだから食べてみたい!」と普通は好奇心や探究心を抱くものですが、そういう気持ちが芽生えない性格です。
こういう方は食だけでなく、何事にも好奇心や探究心より守りに入る保守的なタイプなのです。
偏食家の人はみんな性格が悪いかというと、それは違うと思います。
しかし、そういう風に見られやすい事は事実ですし、周りの人に迷惑をかけている事も事実です。
最後に
大人になってから、偏食を治すのはなかなか難しい事ですが、周りの人の協力があって治ることもあります。
体質的な問題でない限り、たいていは「本当においしい物を食べた事がなかった!」という場合が多いので
嫌々でも、本当においしい物を食べさせてあげましょう。
今回は大人の偏食の原因について調べてみましたが、偏食の治し方についてはこちらもどうぞ大人の偏食家の原因と性格、治し方
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