ってことないですか?
私はまさにそうでした。
元々カラオケが好きで、採点でも80点台後半〜90点。
周りからも「歌がうまい」と言われるタイプでした。
ところが、バンドを組んで歌を歌ったら、驚くほど下手で音痴だったんです。
ずっと半音ほどフラットして、ずーーーっとキーを外しているのです。
今までも生演奏で人前で歌を歌う機会はありましたが、どれも録画したものを見るとちょっと音痴になってたんですね。
でも、緊張してるからだろうと思っていたのですが、バンドの練習でも音痴だったので、これは確実に音痴だと気づきました。
歌には自信があったので、これはショックでショックで、1日寝込みました。(本当に)
ですが、落ち込んだあと色々と努力に努力を重ね、今ではライブでも音を外さず歌えるように!ライブ音痴が改善しました!
- ライブや生演奏だと音程が取れず音痴になる原因6つ
- ライブ音痴を直すために私がやったこと6つ
を解説します。
私と同じように、普段はちゃんと音を外さずに歌えるのに、生演奏になると音を外したり普段と同じような歌声で歌えないという方の参考になれば嬉しいです。

一番やってよかったのはボイトレを習ったことです。
私が音痴で音を外しているのではなく、生演奏ゆえの「音痴になってしまう原因」があるとボイトレの講師から指摘されました。
そんなボイトレ講師からのアドバイスもふまえ解説していきますね。
ライブだと音程が取れず音痴になる原因6つ
カラオケだとうまく歌えるのに、ライブだと音痴になる原因ですが、今思えば多々ありました。
ライブだと音程が取れず音痴になる原因6つ
- 演奏の音が大きすぎて自分の声が聞こえない
- ボーカル用のモニターがない
- 周りの演奏に合わせて力んで歌ってしまい普段の歌声が出ない
- 緊張により声が安定しない
- 楽器のチューニングが悪い
- ガイドメロディがないからどこに合わせて歌えば良いか分からない
他にも原因があるかもしれませんが、私の場合これらが原因だったと実感しています。
それぞれ解説しますね。
演奏の音が大きすぎて自分の声が聞こえない
ただ、私がライブで音痴になっていた最大の原因は周りの演奏の音量がデカすぎたというのが大きいです。
私のバンドはドラムが特に大きくて、私自身元々耳が悪いこともあり大きなドラムの音(特にシンバル系の音)で自分の声だけでなく、他の楽器の音も聞こえなくなっていました。
ドラムが大きいとそれに合わせておのずと他の楽器のボリュームを上げないといけなくなります。
ですが、ボーカルに関してはマイクを上すぎるとハウリング(キーンとマイクが異音を発するやつ)するので、マイクボリュームに関してはボリュームは限界があります。
結果、自分の声が聞こえない爆音の中で歌わないといけなくなり、正解がさっぱり分からない状態に。
ボーカル用のモニターがない
バンドを始めたばかりだと、ボーカルのモニターの大事さが全然分からないと思うんですが、ボーカルモニターはめちゃくちゃ大事です。
自分の声を出してくれるスピーカーですが、これがないと自分の声が聞き取れないので、暗闇の中正解が分からず彷徨ってる状態になるのです。
私が行ってるスタジオにはボーカル用のモニターが用意されてなかったので、自分の声が聞こえない原因はこれも大きかったです。
周りの演奏に合わせて力んで歌ってしまい普段の歌声が出ない
生演奏、特にバンドはカラオケとは音量が全く違います。
すごい爆音ですごい音圧です。
そのすんごい音量に合わせて歌わないと!と力んでしまい、喉に力が入ってきちんとした発声ができなくなっていました。
力んで叫ぶような声は伸びが悪く、マイクのノリも悪い気がします。
なので、余計聞こえないんです。
喉に負担をかける歌い方なので、2曲ほど歌えば喉が枯れてました。
緊張により声が安定しない
誰しも緊張すると声がうわずったり、力んで良い声が出なかったりします。
私もすごく緊張するタイプなので、本番で音を外しやすいです。
自分の声が爆音で聞こえない恐怖と緊張が合わさり、余計音痴になっていました。
緊張のコントロールは本来のパフォーマンスを発揮させるために本当に大事だと実感しています。
楽器のチューニングが悪い
ライブで音痴になる悩みを持って、ボイトレのオンラインスクールを受講しました。
そこで講師にバンドの練習風景動画を見てもらったんですが、言われたのが、
「楽器のチューニングが悪い。ギターが特に悪い。楽器のチューニングが悪かったらボーカルは歌えないので、しっかり1曲ずつチューニングしてもらうよう伝えましょう」
目からうろこでした。
ドラムの音が大きすぎてギターなんて聞こえないくらいでしたが、他の楽器のチューニングの影響で自分の歌も音痴になることがあるんですね。
ガイドメロディがないからどこに合わせて歌えば良いか分からない
カラオケで歌い慣れてると、ガイドメロディ慣れしてたりします。
ガイドメロディとは歌う旋律をカラオケから流してくれてるやつですね。
だから曖昧にしか知らない歌でも、ガイドメロディに合わせればなんとなく歌えたりしますよね。
でも、生演奏にはガイドメロディはありません。
ふと、「私はどの音を指針に歌えば良いのだろう?」と不安になったことがありました。
今でもこの音を指針に歌うという明確なことは分からないけれど、ベースがしっかり聞こえたら歌えるということが最近分かりました。
ベースはリズム楽器でもあるし、基本の音なので大事だなと実感します。
ライブ音痴を改善すべく私がやったこと6つ
音痴を改善したくてやったことを紹介します。
- ボイトレを受ける
- ボーカル用モニターを使う
- マイクの使い方を変える
- バンドメンバーに相談
- 思ってるより少し上の音を目掛けて歌う
- 耳栓をする
これらのことをして半年ほどで自分の歌声が聞こえるようになり、ライブ音痴は改善しました。
ボイトレを受ける
歌が好きで今までも何度かボイトレを受けてみたいと思っていたけれど、私が住む田舎にはボイトレスクールがなく、片道2時間ほどかけて都会にいかないといけませんでした。
しかし、音痴とわかった今そんなこと言ってられないとボイトレを探したところ、オンラインで受けられるボイトレを発見しました。
速攻申し込みました。
最初は音痴改善の練習をしてくれたんですが、すぐに講師の方が「私は音痴ではない」と気づいたそうで「〇〇さんは音程しっかり取れてるので、ライブで音を外してるなら他の原因があると思います」と原因を探してくれました。
自分では気づかない発見があるので、ボイトレは短期間でも良いので受けてみることをおすすめします。
ボーカル用モニターを使う
自分の歌声が聞こえないと歌は歌えません。
自分の声が聞こえないまま頑張って歌っている方、絶対ボーカル用モニターを用意してください。
自分で買って用意するでも良いし、スタジオによっては余ってるものをボーカル用モニターとしてセッティングしてくれたりします。
伝えにくいかもしれないけれど、バンドの顔はボーカルです。
ボーカルがしっかりしないと、バンドは人気が出ません。なので、自分が歌いやすい環境に自分で持っていってください。
マイクの使い方を変える
マイクの使い方一つで声の拾い方も変わります。
カラオケ慣れしてたので、今までマイクは立てて持っていたのですが、それでは音を拾わないし、見た目もダサいとボイトレの講師に教わり、マイクの持ち方を変えました。
マイクの真ん中に声が入るよう、マイクを口の高さで持つようにしました。
こうすることで、無理して声を張り上げなくても声を拾いやすくなり、自分の声も聞こえやすくなりました。
バンドメンバーに相談
バンドって、最初のうちはなかなか思っていることが言えないですよね。
私の場合はなかなかドラムがでかすぎるので小さく叩いてくださいと言えませんでした。
でも、思っていることを伝えられないとバンドは成長できません。
数ヶ月たったときやっと、自分が、周りの演奏が大きすぎて自分の声が聞き取れず音痴になることを悩んでいると打ち明けました。
すると、周りは全く気づいてなかったので、自分の音程に対するジャッジが厳しかったんだろうなーと思いました。
ですが、悩みを打ち明けたので、ドラムに「小さく叩いて」が言いやすくなりました。
楽器のチューニングも1曲ずつお願いしました。
(今は私のボーカル力も成長し、ギターのチューニングがガタガタでも問題なく歌えます笑)
思ってるより少し上の音を目掛けて歌う
音程を少しフラット、またはシャープしやすい人はいます。
私は本来の音より下、フラット気味になるタイプです。(シャープよりもフラットしやすい人が多いと思います)
緊張すると特にフラットします。
という弱点をわかっているので、ライブで歌う時は自分が思ってる音より少し上めを狙いに行く感じで歌います。
そうするとピッチが合います。
このように、自分の歌声の特徴や弱点を把握すると歌い方のコツが見えてくると思います。
ちなみに、フラットしている音というのは気持ち悪いですが、ちょっと高くシャープしてる音はそこまで気持ち悪くないので、歌声がシャープしやすい人はあまり気にしなくて良いかもしれません。
耳栓をする
私が自分の歌声が聞こえるようになった最大のアイテムが耳栓です!
バンドで爆音すぎて自分の声が聞こえないという方は、片耳だけ耳栓を入れてください。
耳栓は寝る時用など外音が聞こえにくくなるものでOK。100均のものでOKです。
片耳だけ耳栓することで、自分の声がしっかり聞こえるので、音程を外す不安なく歌えるようになるし、力んで必死に歌うこともなくなりました。
100均のアイテムでこんなに聞こえるようになるとは!
と感動しました!
ただ、両耳耳栓をしてしまうと、演奏の音が分からず自分がどれだけ声のボリュームを出せば良いかも分からなくなるので、片耳だけ入れるのがおすすめです。
これらのことをして、私の音程が取れないライブ音痴は改善しました。
徐々に爆音にも慣れて、今では耳栓がなくとも、ギターチューニングが悪かろうが、歌えます。
それにはボーカル力を鍛えたことも大きいかもしれません。
歌いやすくなるには、バンドの成熟度や音響などが大事。
だけど、演奏のせいにしていてもボーカルとしての成長はない。
楽器に負けない声量を付けなくては。
ボイトレをもっと頑張らなくては!とボイトレは長く続けています。
音程がよくなるだけでなく、ボーカルとしての基礎的な力もベースアップしますので、一人で悩まずボイトレを受けてみることをおすすめします。
私が受けてるボイトレスクールは無料体験も実施されていますので、興味のある方は無料体験を試してみてはいかがでしょうか。
コメント