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あさイチ「子供のいない人生」放送内容の詳細と感想レビュー・言われて傷つく言葉

あさイチ 子供のいない人生 エンタメ・ニュース

7月1日に放送されたあさイチで「子供のいない人生の生き方、色んな思いを共有」というテーマで放送されました。

子育てについての番組は多々あれど、なかなか子供がいないことの特集って見たことがないので斬新だなと。

実は私も子供がいない人間で、視聴してみたのですが、すごく共感できる内容で心が救われました。

そこで、見逃した方に番組内容や私の見た感想、子供のいない人が言われて傷つく言葉などをシェアしたいと思います。

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あさイチ「子供のいない人生」放送内容

番組内容は、「子供のいない人生の生き方」という切り込んだテーマ。

  • 色々な方(一般人)がインタビューに答えるVTRを見たり
  • スタジオで、VTRの内容について語ったり
  • 子供のいない女性の交流の場を作っている方がゲストで来たり

など、なかなか普段は喋ることができない、ダメというわけではないけれど一般的にタブーのように扱われていた、「子供がいないこと」「子供を持てなかったこと」など様々な角度からトークが繰り広げられました。

今や生涯子供のいない女性の割合は28.3%、約4人に1人です。
(1975年うまれの女性)

amataniya
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子供がいないことは、マイノリティだと肩身の狭い思いでいましたが、4人というか3.5人に1人。想像より多くて、驚きました!

スタジオのゲストは以下の3名。

  • 増田明美さん(元女子マラソン選手)
    「今までタブーししてたこと、話しにくかったことなので、話色々と聞きたい」
  • 小田井涼平さん(俳優)
    結婚した時に、子供はなくとも夫婦仲良くできたら良いなと思った」
  • 吉田潮さん(コラムニスト)
    「子供が元々嫌いだったけど、34歳で子供欲しくなった。不妊治療もやった。結果いなくて良いと今は思える」

3名とも、子供のいない人生を歩んでいます。

子供のいない人生、様々な思いを共有

色んなパターンの子供のいない人生を歩む人(一般人)がインタビューに答えていました。

元々はどんなスタンスで、子供がいない人生を選択して今どう思うのか?年齢による心境の変化などを語っていました。

元々子供をのぞんでいなかった人の話

「35歳の時不妊治療をした。
でも本当に子供が欲しくて不妊治療をしているのか分からず、自問自答していた。

今思えば、不妊治療をしていたことは、時代に合わせたポーズだったのかもしれない。

普通に子供が授からなかっただけではダメで、不妊治療をしたことで、子供が欲しいの意思表明になっていた。」

(50代・女性)

「子供が欲しいと思ったことは一度もなかった。
そう思った原因は家庭環境。親から『子供がいるから離婚できない』と言われた。
子供を持つとろくなことがないと思った。

夫と相談して、子供のいない人生を選ぶ。
30代半ばで、気持ちがゆらぐ。子供を産まない自分がおかしいのか?
でも、有名人のインタビュー(山口智子さんと唐沢寿明さん)で、自分の考え方を認められるように。
子供のいない人生を選択するということを人に喋っても良いんだ、と思えた。
ずっと産んでない罪悪感があったが、つきものが落ちたようだった。」

(40代・女性)

ゲストの意見

上記のインタビューVTRを見て、ゲストの3名は以下のように言っていました。

 

女性は、主語を奪われがち。
「女はこうあるべき」という世間体に主語を奪われる。
「子供はいらない、欲しくない」ということをもっとライトに言えれば良いのに。

子供や結婚というのは生きていく中で自然と起こることだし、逆を言えば自然と起こらないこともある。自分は結婚できたことで子供をもらったくらいの嬉しさがあった。(小田井涼平さん)

と、小田井涼平さんが言ってることにすごーーーく感動しました。

めちゃくちゃ良い旦那さんですね!

私の感想

私も「物心ついた頃から子供が欲しいと思ったことは一度もない」という方と同じ考え方で同じような境遇でした。

家庭環境が最悪で、母親から「子供がいるから離婚できない」と言われたこともあります。

「子供がいると辛いことから逃げられないんだ。それって地獄だな。そんな風にはなりたくない」と小学校低学年の時に思ったことを今でも覚えています。

子供は欲しくないという自分の考えを、周りの人(夫も含む)から責められることが何度かあって、自分はおかしいのかなと思ったこともありましたが、やはり似たような境遇の方で同じ考えの方がいて安心しました。

私なんで子供欲しかったんだっけ?と過去を振り返る話

「なんで子供が欲しかったんだっけ?」と過去を振り返って心境の変化などを一般の方が語っていました。

「20代で結婚、元々子供は欲しかった。子供は夫婦の絆を強めてくれる気がしていた。
だけど、夫が原因で子供は授かれないことが判明する。
それなら仕方ないと夫婦で話し合い、子供のいない人生を歩むことを決める。
しかし、親戚の集まりなどに行く機会で、親戚から必ず「子供はまだなの?」と聞かれる。それも、夫ではなく私に。
自分の人生を生きようとしても、周りからの圧がすごかった。
自分が悪くて子供が授かれないわけじゃないのに、なぜ私が責められないといけない?
鬱っぽくなって30代で離婚。
40代後半になって気づいたことがある。

子供がいるのが当然、その当然から自分ははずれた自分は負け組。と勝手にフィルターをかけていた。
世の中の圧と自分のフィルターに負けていた。」

(40代・女性)

不妊治療をしたことで、気づいたことがある。
不妊治療をして、こんな思いまでして、本当に子供が欲しいのか?と思えた。
流されてここまできたと気づいた。
今、やっとこれで良かったと思えている。

(50代・女性)

ゲストの意見

上記のインタビューVTRを見て、ゲスト3名は以下のように言っていました。

子供がいない人は寂しい、可哀想、そう思うのは周りの人。
本人たちはそう思っていない。

でも、そういう周りの圧に「そうなのかな?」と思ってしまう。
主語が奪われる。

 

 

「子供まだなの?」と聞かれるのもしんどいが、子供がいないからといって変に気を使われすぎるのも辛い。

子供のいる人、いない人、どちらもお互い違う価値観を共有できたら良いのに。

 

妊活に関して、夫側が原因のことも多いので、それをもっとみんな知るべき。
女性の方だけに責任があるようにいう風潮がまずおかしい!

 

そういう理不尽な状況で、パートナーがどんな風に庇ってくれるかが大事。

 

 

子供を持つことより、仕事やキャリアを選択した女性の話

30年以上今の仕事を勤め上げている。
出産のリミットくらいの年齢で、仕事でチャンスをいただいたので選択した。
この選択に後悔はない。
「子供がいるからできない」と諦めることがなかったので、良かったと思っている。

(50代・女性)

仕事をするだけでいっぱいなのに、仕事と子育てを両立できるのか?考えた時に想像できなかった。
不妊治療も、出産も子育ても、結局女の人の負担が大きい。
そうなると私のキャリアは?
自分には担いきれないと思ったので、不妊治療もしなかった。

(40代・女性)


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子供のいる人生を諦めて次のステップへ、夫婦インタビュー

妻「子供のいる家庭が普通だと思っていた。普通から外れるのは不安だと思った。
35歳で不妊治療をスタートするも、授からず。夫からやめようと提案された」

夫「子供を作るために結婚したわけじゃないから。次のステップに行こう」

妻「つきものが落ちた感じだった。子供がいなくても、2人で生きていって良いと許された気持ちになった。
子供がいなくても、自分は生きていく。楽に、幸せに生きていくほうがずっと良い」

(50代の夫婦のインタビュー)

この夫婦のインタビューに大事なことが全て詰まってるように思いました。

「楽に、幸せに生きていく方がずっと良い」まさにそれだなと。

子供がいる家庭を見ると幸せそうだなと思いますが、どの家庭も実際は色々な問題を抱えていることが多いです。

そう思うと、夫婦2人の生活はあまり大きな問題もなく、シンプルで楽で幸せです。

 

子供のいない人が周りから言われて嫌な言葉

子供がいない人が必ずと言って良いほど言われるいやな言葉があります。
そんな言葉についても様々なトークが繰り広げられていました。

「子供まだなの?」

これをいうのはだいたい年上の親戚とかなんですが…
「この言葉が世の中から消えて欲しい」と言っていた人も。

子供さんは?と聞かれ「いません」と答えた後の「すいません」

番組に届くメッセージでもすごく多かった内容だそうです。
このすいませんって背景に「子供欲しいのにできなかったんだな、可哀想」が隠れてるんですよね。
そんなにみんながみんな子供が欲しいわけじゃないです。
でも子供がいる人からするといない人は不幸とか可哀想に見えるんでしょうか…

「女は結婚して子供を産んで一人前」

昭和の負の遺産のようなセリフですね。
化石と化してもうぼちぼち粉々になるでしょう。

私も直接言われたことはないけれど、これに近い言葉を発する人はいますよね。
間に受けると、自分が不完全なような、人として未熟な気がしてきますよね。

「子供のいない人には分からない」

これは私が今まで言われて一番いやだった言葉ですね。
逆に、子供のいない人の気持ちがあなたに分かるのか?って感じです。

普通とは?その普通はもう古い

先ほどの子供はいませんと答えたら「すみません」と言われたりすることもそうですが、腫れ物扱いされてるんですよね。子供がいない人は。

逆を言えば、そういう人は結婚したら子供がいるのが「当たり前」と思ってるんですよね。

番組でも、「普通とは?」という話になりました。

結婚して子供ができて孫ができて、これが普通の家庭?
そのパーツが揃ってなかったら普通じゃないと思われるのは、もう変なんですよね。

と、コラムニストの吉田潮さんは言っていました。

amataniya
amataniya

もっというと、結婚して子供1人目ができて、2人目ができて、孫ができたら一番誰からも文句を言われない「普通」だと思います。

ですが、今は4人に1人の割合で子供がいないので、もうあまり特別ではないんです。

しかも、そのデータは1975年生まれの女性で4人に1人。
ここから5年10年とたつともっと割合は変わってくるでしょう。


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あさイチ「子供のいない人生」感想レビュー

これを見て思ったのは、子供がいない方は割と似たような心境の変化があるということ。

元々の思い(子供が欲しい、いらない)は色々あれど、30代半ばくらいから子供が欲しいと思い始め、不妊治療を始め、40代前後で諦めて、現状を受け入れていって、気持ちが落ち着く。

という年代による心境の変化です。

私もそんな感じだったので、おーーみんな同じなんかと思いました。

また、共感できる言葉がとても多くて。

途中紹介された視聴者からのメッセージに「子供がいるかいないかはハワイ旅行にいったことがあるかないかの違いみたいなもの」というメッセージがあり、「めちゃくちゃ分かる!」と思いました。

私も、子供がいるかいないかは「世界一周旅行」と一緒だと思ってるんです。

よく「子供は絶対いた方が良い」とか「子供がいたら楽しいよ」という方に、同じ感じで世界一周旅行で例えてみると。。

「世界一周旅行に行くと、絶対楽しいです!色んな文化や人に触れ、人として豊かになれます。もちろん、幸せで楽しいことばかりではなく、大変なことも多々あるでしょう。
お金もなくなります。でも絶対行った方が良い!」

これを、貯金ゼロで目の前の生活で必死な人に言ったら「じゃあ行ってくるから旅費の金くれよ」となりますよね。

子供がいる人生も楽しいと思う。(ただ正直苦労の量は子供がいない人より多いでしょう、その分幸せも大きく感じられるのだと)

ですが、いなければいないで楽しいんです。

海外旅行は絶対行った方が楽しいだろうけど、行かなくても幸せです。

こういう特集は滅多にないので、、でも今後おひとり様、子供なし夫婦は増えてくると思うので、タブー視せずどんどんメディアで取り上げていってくれると嬉しいです。

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