「かつて女の子だった人たちへ」マンガの6話のネタバレを紹介します。
幼なじみのユミに嫌がらせばかりしてきたレミ。
その結果、さまざまなものを失い転落していきます。
そんなレミの転落人生の行く末は…?
読んでみた自分なりの感想も交えながら、ネタバレを解説しますね。
1〜3話のネタバレはこちらをどうぞ↓
4〜5話のネタバレはこちらをどうぞ↓
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かつて女の子だった人たちへあらすじ(おさらい)
主人公レミ…ネイルやメイク、髪型など自分の見た目に投資を惜しまない、可愛くてスタイルが良く男ウケ抜群。
友達ユミ…髪型や服装、メイクに無頓着。見た目は普通、体型もぽっちゃり、でも素朴で優しそう。
対照的な二人ですが、幼なじみです。
ユミが気になる人と紹介した男性がレミとどストライクのタイプで。
「この男欲しいな……」
友達が気になってる男性とわかっていながら、ユミから略奪しようとします。
かつて女の子だった人たちへ、はコミックシーモアで先行配信の漫画です。
かつて女の子だった人たちへ6話のネタバレ
※ここからはネタバレが含まれますので、注意して下さい。
ユミから略奪して彼氏になった敬士(たかし)の浮気発覚で大修羅場となり、そこから急降下で転落していくレミ。
見下し続けていた友達ユミには嘘をつかれハメられていたことを知り、敬士にはお金を貸した状態で逃げられ、自分の一番の価値である顔にケガを負い、職場にも居場所がない…。お金もない。
もう泣きっ面に蜂が大群で押し寄せたような状態です。
子供の頃に植え付けられた価値観
6話は、子供の頃のレミの回想シーンから始まります。
母親にモラハラな暴言を吐く父親。
その暴言により価値観が歪んだ母は、レミに「外見の美しさこそ価値」と日々教え続けます。
そして、ユミと比べてレミは可愛いと褒め続けます。
こんな親がいたら怖い…マジで怖いけど、多分いるんだろうな。
「かわいい私には価値がある」
そう信じて生きてきたのに、レミに残ったものは、借金と顔の傷だけ。
お金を借りようと久々に母親に電話をしたけれど、母が父の呪縛から解放されたことを知り、母のことを考えお金を借りるのは思いとどまります。
敬士に対しては詰めが甘く冷静に考えられてなかったレミですが、転落してからは冷静に自分のことを分析していて、好感が持てます。
まだまだ続く転落人生
引越しも終わり、ケガも治り質素ながら日常を取り戻しつつあるレミ。
そんな時、職場で配置換えが行われることに。
花形の営業から雑務の多い管理課に飛ばされることになってしまいます。
まだ転落劇は続くのか〜。
管理課の仕事は退屈で、同じ課の人も嫌いなタイプばかり。
辞めたいけれど借金があるから転職も不安…。
仕事をしながらぼんやり、敬士とユミのことを思い出すレミ。
敬士は捕まったそうで、もう敬士からお金は戻ってこない。
そんな悲惨な自分と、新天地で旦那と仲良く暮らしているであろうユミ。
本当は子供のころから、自分が手に入れられないものを全て持ってるユミが羨ましかった…。
とレミの本当の本音がここでポロリと出ます。
気づき
職場で出会った地味な女の子。
地味さとどんくささが、ユミのキャラクターと被り、レミはその女の子に「メイクでもしたら?」とアドバイスします。
(嫌味や悪気はなく、その子のことを考えて真剣にアドバイスしてる様子です)
その女の子は、レミのアドバイスをありがたく受け取りつつも、「何に価値を見出すかは自分で決めて良いと思う」と伝えます。
その言葉が、レミの心にグサリと刺さります。
「かわいい私には価値がある」
「女はかわいいのが正しい」
これは一体誰の価値観なのかと…!
両親に植え付けられた歪んだ価値観だということにレミはこの時気づきます。
そして、その価値観のせいでユミを傷つけ続けていたことにも。
かつて女の子だった人たちへ転落人生の行く末は…
外見マウントをして、周りの女性を見下し続けてきたレミは、最終的に友達・彼氏・お金・職場・チヤホヤしてくれる男たち・上司の信頼、持ってるもの全て失いました。
残ったのは借金と顔の傷だけです。
しかし、全て失ったことで自分の内の奥底にある、親に植え付けられた歪んだ価値観に気づき、そのせいで大事な友達のユミを傷付け続けていたことにも気づけました。
誰かに決められた価値観ではなく、自分で価値を見出して行く、そんな第2の人生をスタートさせられそうです。
漫画なので、華やかな生活からの転落劇、そして気づきというのがとても分かりやすく描かれていましたが、現実世界でもあり得る内容です。ここまで分かりやすくはないけど。
子育てって怖い…。
自分の一番大切な子供を、間違った価値観を植え付けることで、悲惨な人生を送らせてしまうかもしれないからです。
「これが正しい、これに絶対的価値がある、なんてものはない。押し付けるのはダメ」
そんなメッセージ性がある漫画だと思いました。
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