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セクシー田中さん著者|芦原妃名子の削除ツイッターから経緯と死亡理由を紐解く

エンタメ・ニュース

セクシー田中さんのマンガやドラマのファンとして、またあまりにも衝撃的な悲しいニュースが飛び込んできました。

原作漫画家の芦原妃名子さんがお亡くなりになりました。

どういう経緯でこんなことになってしまったのか?

もうすでに削除されてしまった芦原妃名子さんのツイッターの内容から、こうなってしまった理由を私なりに紐解いていきます。

この記事では、脚本家の方を叩くようなことは一切書きません。
ネット上ではドラマの脚本家(相沢友子さん)を悪く書かれてる方もいますが、私はどちらも被害者だと思っております。

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セクシー田中さん原作芦原妃名子さん死亡の経緯

セクシー田中さん原作芦原妃名子さんが亡くなるまでの経緯は…

  • 2023年冬のドラマにセクシー田中さんが決定
  • 9話10話だけ今までの脚本家が外される
  • 脚本家の相沢友子さんが自身のインスタで経緯を書く
  • 1月26日芦原妃名子さんが自身のブログ・ツイッターで経緯を語る
  • 1月28日芦原妃名子さんツイッターに「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」
  • 1月29日芦原妃名子さん死亡

ことの発端を遡ると、セクシー田中さんのドラマ化が決まった時から始まっていたのでしょう。

前提、ドラマ化にあたっての条件が全く通ってない

芦原妃名子さんのツイッターの内容を読むと、まだ未完の作品かつ結末を決めていない漫画なので、ドラマ化するには様々な条件を日本テレビ側に提示し、それを了承してくれるならドラマ化しますという意向を伝えたそうです。

条件をざっくり説明すると

  1. 必ず漫画に忠実にすること。もし忠実でなければ加筆修正させてもらう
  2. 未完の漫画に影響を与えないようドラマの終盤は「原作者があらすじからセリフまで」用意する。これは原則変更しないこと
  3. 2が守られない場合は原作者が脚本を執筆することもある

※箇条書きの番号は、私が説明しやすいように付けたものであって、ツイッター内には「条件」の番号は書かれていません。

この条件を日本テレビが了承したので、ドラマ化が決定したのですが…

しかし、いざドラマの脚本を見ると色々と守られてなかったのです。

漫画を大きく改編した内容の脚本が毎回作られ、その度粘りに粘って加筆修正し、なんとか漫画に近づけて1〜7話は完成させたそうです。

実際マンガとドラマを両方見て感じた違いはこちらです。

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9話10話だけ今までの脚本家が外される

9話10話はそれまで脚本を書いていた相沢友子さんではなく、芦原妃名子さん自身が書くことになりました。

その理由は条件「未完の漫画に影響を与えないようドラマの終盤は「原作者があらすじからセリフまで」用意する。これは原則変更しないこと」が守られなかったから。

「この条件が守られない場合は、原作者が脚本を執筆することもある。」

これも条件に入れていたので、芦原妃名子さんが書くことになりました。

ただ、私もドラマを楽しみに見ていたんですが、最終話だけはなかなか「モヤっと感」が残るものでありまして…

「視聴者の想像にお任せします」という余白を残した最終回だったんです。

そういう終わり方のドラマって多いですが、一番見たい部分の描写が抜けてるような…スッキリしない内容だと私は感じました。

私がそう感じたくらいなので、ネットでは話題になったと思います。

(最終話が微妙とかあっけないという声はありました)

脚本の相沢友子さんが自身のインスタで9話10話を書かなかった経緯を書く

相沢友子さんが自身のインスタで以下の内容を書きました。

「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました。」

※現在インスタは非公開になっています。

これが、「これじゃ原作者がワガママ野郎に見える!」「こんな書き方は酷い。」

と、相沢友子さんがネットで叩かれました。

まぁ、実際この文面だけ読むとそう見えてしまう(し、もしかしたらワガママな漫画家だと思ってたのかも)ですが、果たして、日本テレビ側は相沢友子さんに、ドラマ化にあたっての条件を伝えていたのか?

芦原さん曰くドラマの脚本家さんとも直接やり取りしてないと書いていたので、もし相沢友子さんが条件を知らぬまま脚本を書いていたとしたら…?

そりゃ「なんで脚本まで首突っ込んでくるの?」とプロなら思うのではないか?と推測します。

1月26日芦原妃名子さんが自身のブログ・ツイッターで経緯を語る

芦原妃名子さんが自身のブログ・X(旧ツイッター)で、なぜ9話10話を自分が書いたのか?そこに至るまでの詳しい経緯と事情を書かれました。

ブログで書いてたけど、10年以上前に解説したブログだからあまり読んでくれる人もいないとのことで、同じ文章をX(旧ツイッター)に投稿したのです。

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すると、たちまち同情の声や批判の声やあらゆる声が出て、その矛先の一人に脚本家の相沢友子さんがいました。

相沢さんは「ミステリという勿れ」や今まで様々なドラマの脚本を書かれているんですが、
今までも原作を改変・改悪してきた。など叩かれることに。

芦原妃名子さんのツイッター全文を読むと、問題の矛先は脚本家さんじゃないというのがわかるのに、表面だけかいつまんで読むと悪者は脚本家ってなるんでしょうか…?

1月28日芦原妃名子さんツイッターに「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」

9話、10話を書かなかった経緯をツイッターに書いた2日後に
「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と書き、2日前の内容を削除した芦原さん。

その後行方不明になりました。

そして、29日に栃木県内で死亡が確認されました。

遺書も残っており、自殺だと言われています。遺書の内容はまだ分かりません。

芦原妃名子さん死亡理由をツイッター内容から紐解く

削除されたツイッターには以下のようなことが書かれていました。

(一応、全文持ってるんですが、検索すれば画像が出てくると思うので、ここでは要約した内容を書きます。)

【9話、10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情】

  • ドラマ化にあたっての条件を提示し、それを日本テレビが了承したのでドラマ化した(条件は下の内容)
  1. 必ず漫画に忠実にすること。もし忠実でなければ加筆修正させてもらう
  2. 未完の漫画に影響を与えないようドラマの終盤は「原作者があらすじからセリフまで」用意する。これは原則変更しないこと
  3. 2が守られない場合は原作者が脚本を執筆することもある

    ※箇条書きの番号は、私が説明しやすいように付けたものであって、ツイッター内には「条件」の番号は書かれていません。

  • ところが毎回条件と違う内容で脚本や構成が作られてしまった
  • 何度もプロデューサーに訴え、脚本に加筆修正して1〜7話は漫画に近づけることができた
  • 脚本家と監督といったドラマ制作スタッフと、自分を繋ぐ窓口はプロデューサーの方々のみ
  • 8話以降、ドラマ終盤になってもやはり条件は守られない
  • 「ドラマの終盤は『原作者があらすじからセリフまで』用意する。これは原則変更しないこと。守られない場合は原作者が脚本を執筆することもある」という条件通り、芦原さんが9話10話を書くことになった
  • 時間が足りなかったこと、また素人の自分の力不足で9話10話の脚本には反省が残る
  • 不満を持たれた方にはお詫びしたい

何かを訴える内容や攻撃する内容ではなく、9話10話の出来が微妙だったのはこういう理由だったというのをファンの方に伝えたかったんだろうと思うんです。

ところが、この内容が思わぬ方向に行ってしまいました。

そして、最後にこのツイッター内容を削除して「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と残しました。

このツイッターの内容から芦原妃名子さんは、脚本家さんを責めてるようにはまったく感じませんでした。

ドラマ制作の方と直接やり取りができなかったこと、ディレクションに問題があったのかなと。

「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」

この言葉は、自分の言葉が誰かを傷つけてしまった自責の言葉だと思います。

自分が誰かを深く傷つけてしまったことが耐えられなくて、命を絶ったのでは?と思いました。

まとめ

漫画家にとって自分の書いた漫画は子供のようなもので、命を削って作り上げているものだと思います。

その大切な漫画がきっかけで特定の人を傷つけてしまった。
どう発信しても、この負の連鎖は終わらない。

芦原妃名子さんは、そんな風に思ったのではないかと思います。

芦原妃名子さんのご冥福をお祈りします。

セクシー田中さんのマンガファンとして、めちゃくちゃ辛いです。

私はこのマンガ、去年の夏とあるゲストハウスで見つけて読破しました。

漫画の本棚

ツイッターで芦原さんは「敢えてセオリーを外して描いた展開」「枠にはまらない個性の強いキャラクター」とセクシー田中さんのマンガについて書いていましたが、まさにそこがツボでハマってしまいました。

しかし、そのセクシー田中さんの醍醐味の部分を、ドラマでは王道に近づけるために削られそうになったそうです。

漫画のドラマ化、今後減っていくだろうな。もうやらないでほしい。

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セクシー田中さん未完で終わるのか…。

 

 

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