大人の偏食シリーズ第5弾!
今回は、「偏食を続ける事による体への影響、病気の心配について」
私の夫は偏食家です。
なので、食事が楽しくないとかそういう問題以前に、若くして病気になるのではないかとか
早死にするのではないかとか、そういう事が一番心配です。
きっと偏食家と結婚された方は、パートナーの健康面が一番気になると思います。
そこで、偏食を続けると健康を害すのか?
調べてみると面白い事が分かりました。
栄養バランスの取れた食事vs偏食家の食事
「栄養バランスの良い食事を心がけましょう。」
「バランスよく様々な食材から栄養を摂る事が望ましい。」
と言われていますが、そもそも栄養バランスの良い食事って‥?
主食(ご飯・パン等) | 5~7 |
副菜(野菜・海藻等) | 5~6 |
主菜(肉・魚・卵等) | 3~5 |
牛乳・乳製品 | 2 |
果物 | 2 |
これを意識して献立を立てると
【タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラル】の5大栄養素をバランス良く取れる食事になるという訳ですね。
で
偏食家の食事はと言うと‥うちの偏食ダンナの場合は
- 大好き‥‥肉・米・麺・お菓子
- NG食品‥‥緑黄色野菜・焼き魚以外の魚介類全般・海藻類・きのこ類・豆類・ヨーグルト以外の乳製品・クリーム系の料理・酢の物・ネバネバ食材・和洋中以外の調理法
NG食品はまだまだありますが、思い出しただけでもこれくらい。(これでも偏食界の中ではマシなレベル)
そして、これは偏食家の特徴だと思いますが、好きな物は尋常でない量食べる事と、お菓子とジュースが大好きです。
なのでお菓子で一食分は食べます。
となると、上の栄養バランスと比べて【副菜】【乳製品】【果物】がほぼ抜けた状態になり、ビタミン・ミネラルがほぼ摂れてない事になります。
さらに、抜けた部分にお菓子とジュースで、糖質と脂質を補う(?)上乗せしている状態です。
(勿論、食べられる範囲で野菜も食べてもらっていますが!)
偏食を続けたら体に影響があるのか?
偏食と一言に言っても色々ですが、偏食家で多いパターンは‥
- 肉と主食は好きだけど野菜や魚介類が苦手
- お菓子が大好き
- 同じ食品ばかり大量に食べる
摂れる栄養素に偏りが出て、脂質・糖質・塩分は過多になるのは明らかです。
■ ビタミンやミネラルが不足すると‥
肌荒れ、口内炎、免疫低下、便秘、疲れやすく疲れが取れない、食欲不振、めまい、貧血、骨粗しょう症
など様々な影響があると言われています。
■ 脂質・糖質・塩分を多く取り過ぎると‥
肥満や高血圧、糖尿病、がんなどの生活習慣病になるリスクを高めます。
なので、私は夫に「あなたの体が心配だから、偏食を直してくれ。」
と何度もお願いしました。
そして、長年偏食で体に影響が出た人はいないか探しました。
(探したと言っても、ネット情報とか周りの偏食の人に話を聞いたりしただけだが。)
もしいたら、「後悔する前に偏食治せ!」
と言える説得材料になると思ったからです。
ところが、そういう人を見つけられなかったんですよ!(;゚Д゚)
長年偏食家で健康を害し後悔している人‥あまり見当たらない説
有名人の偏食家を挙げてみると
- 中田英寿 野菜が苦手でスナック菓子が主食。
- アッキーナこと南明奈 水は飲んだ事がなく飲み物は基本コーラ。食事もほぼお菓子
- 大沢たかお 肉ばかりの生活で、野菜を食べると顔が青くなるので食べないそう。
- 鳥居みゆき 野菜は苦手なのでお菓子のサラダ味で野菜をとっているらしい
まぁ挙げだしたらキリがないくらい、偏食を誇る(?)有名人の方は多いです。
大沢たかおなんてもう50歳ですけど、顔色も良く(笑)カッコ良くてとても不健康には見えません。
さらにこんな面白い情報も見つけました。
出典:発言小町
肉と卵しか食べてません。魚も嫌いです。大豆製品(納豆や豆腐)も一切食べません。大学から一度も野菜を口にしてないと言ってました。
出典:Yahoo!知恵袋
強烈なまさに筋金入りの偏食家です。
でもよく考えたらうちのじいちゃんも、91歳まで生きたんですが、朝はパン、昼はてんぷらうどん、夜はお酒を飲むのでほぼ食べない。を毎日繰り返し。
さらにヘビースモーカーという不健康そうな生活でしたが、大きい病気はせず大往生でした。
そして、昔の人(戦前・戦後)は食べるものがなくて、ご飯と漬物くらいしかなかったと聞きます。
この時期育ち盛りだった人は、現代の栄養学から考えると、栄養が足りてないどころの騒ぎではありません。
しかし、そういう人でも長生きしてる人は沢山いますよね。
え?じゃあ栄養バランスって、本当に大事なの?
栄養バランスについてふと疑問に感じてた時
ある本に出会いまして、その本で私の偏食に対する概念は覆されました。
「なぜ子どもはピーマンが嫌いなのか?」幕内秀夫著
幕内秀夫さんは管理栄養士の方で、「変な給食」という本が有名ですね。
他にも何冊か読んだ事がありますが、管理栄養士の方なのに
「現代の栄養バランスとやらは戦後アメリカが持ってきたもので、日本人の本来の食事からはかけ離れている!」
と、アンチ「栄養バランス」な様子です。
ちょっと話は逸れましたが「なぜ子どもはピーマンが嫌いなのか?」の中で
野菜の中でもとうもろこしやじゃがいもなどは、子供にとって安全なので好んで食べる。
私はこれを読んで、偏食家は子供のように体に危険なものと安全なものを見分ける力が退化せずに残っているのでは‥?
と、短絡的かもしれないけれど思いました。
夫の体が心配で、偏食を治すよう押し付けていたけれど、その方がもしかして体に悪いのかもしれない!と。
子供の偏食に悩むママさん向けの本ですが、なかなか興味深いデス。
なぜ、子どもはピーマンが嫌いなのか?―まくうち流70点の食育講座 (西日本新聞ブックレット―シリーズ・食卓の向こう側)
大人の偏食家は将来病気になりやすいのか?
栄養バランスの整った食事が良い。
と言うけれど、血液型や性格が違うように、その人に合う食材も違うと思います。
もしかして偏食の人間は、自分に必要な栄養素を本能的に察知して、それだけを摂ってるのかもしれません。
【大人の偏食家は将来病気になりやすいのか?】
これは調べても分かりませんでした。偏食家を何千人か集めて、その人たちの数十年を追った。
のようなビッグデータは見つけられませんでした。あったら面白いのに‥
しかし、偏食で病気になって後悔している人は見つけられなかったけれど、健康に気を遣っていても、菜食主義でも病気になる人はなります。
(スティーブジョブズは完全な菜食主義でした)
結論!
偏食だと早死にするよとか病気になるよとかはあまり根拠がなく、それを理由に偏食の人を直させるのは難しい!
大人の偏食シリーズ。。
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⇒大人の偏食家の原因と性格、治し方
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