子供の結婚によって、親戚になる親同士がお中元やお歳暮の付き合いをする事は多いですが、何年か続くと
そろそろやめても良いのでは?
と感謝の気持ちより負担が大きくなってきたりもします。
お中元やお歳暮は、一度贈ると毎年の事になり、お互い贈り合っているとどうやってやめるのか、やめどきが難しいところですよね。
今回は、そんなお中元やお歳暮について
についてお伝えしたいと思います。
お歳暮お中元はいつまで続けるのか?
そもそも、お中元やお歳暮というのは、
- お中元…夏の暑い時期に日ごろお世話になっている方に、半年のお礼の気持ちや健康を願う気持ちを込めて贈るもの
- お歳暮…その年の暮れに、お世話になった方に今年一年のお礼の気持ちや健康を願う気持ちを込めて贈るもの
時期が違うだけで、どちらも感謝の気持ちを形に示すものです。
ですので、その気持ちがないにも関わらず、やめられないからだらだら続ける事は虚礼といって、そういう無意味なやり取りは逆に失礼に当たるかもしれません。
ですが、お歳暮やお中元というのは、今後もお付き合いのある方にずっと続けていくもので、突然何事もなくはやめにくいもの。
親同士だと疎遠になる事もないですし、お互い贈り合っていたら、こちらが突然やめてしまっても向こうからは届くかもしれません。
なのでやめどきを見失い、10年も20年も続けている人もいます。
そうは言っても、、、年2回というと出費もかかりますし、手間もかかります。
もう充分感謝の気持ちは伝えたと思う、もうそろそろやめたい!
と思いながら続けるのはやはり良くありません。
親同士のお歳暮お中元のやめどき
お歳暮・お中元はずっと続けていくものなので、やめどきは何年くらい。という目安なんてありませんが
結婚した時の仲人さんに贈る場合は、3年が目安と言われています。
というところから、親同士も最低3年くらいは続けるという人が多いようです。
私も結婚後、親同士がお歳暮やお中元のやり取りだけで一応繋がっているような感じで、形式だけのようで不自然だったので
そんな事をするなら普段仲良くしてくれる方がずっと良い!
と思い、やめるよう打診しました。
親同士のお歳暮お中元のやめ方
虚礼で贈るくらいならやめた方が良いので、思い切ってやめよう。
とやめる事にしても、できるだけ相手に不快な思いをさせないようやめたいですね。
失礼のないようにやめるには、いきなり何も言わずやめるのではなく
「そろそろ、やめましょうか。」
というのを、やんわり伝え、段階を踏んで徐々にやめていきます。
- お歳暮やお中元を送る際に「今後はお気遣いなく。」という事を一言添えて贈り
次のお歳暮やお中元の時期は、品物は贈らず暑中見舞いや年賀状といった挨拶だけにする。 - お歳暮とお中元の両方贈っているなら、お中元はやめてお歳暮だけにする。
- お歳暮の金額を徐々に低くしていく。
という風に徐々に減らしてやめていきます。
これを突然何も言わずにやめると
「あれ?最近全然何も来ないけれど、もう我が家とは付き合いしないつもり?」
と角が立つ恐れがあります。
和の心を重んじる、日本人らしい「必殺フェードアウト法」ですね。
(私は回りくどくて苦手ですが…)
ただ、親同士なら子供に間に入って言ってもらうのが一番スムーズだと思います。
「向こうの家も気を遣うから、形式ばった事はそろそろやめたら?」と。
お歳暮お中元はきっぱりやめても良い
私の90歳をまわる祖母に、今までそういった贈り物のお付き合いをどうやってやめてきたかと聞くと
「ぼちぼち、やめましょか。」
ときっぱり相手に言ってきたそうです。
「年を取ると物忘れがひどくなる。そのうち送るのを忘れてしまうかもしれないから、やめましょか。」
と言うそうです。
「マナーなんて、そんな正しい決まりはないんやから!何事も臨機応変が大事。」
と91歳の説得力のある言葉を頂きました。
断る事は難しい事ですが、やめたいと思いながら、だらだら続ける方が相手には失礼です。
そんな失礼をするくらいなら「そろそろやめましょうか。」
と、きっぱり伝えてみてはどうでしょう。
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