槇原敬之の歌声とメロディは、いつの時代に聞いても色褪せない良い曲が多いですよね。
「もう恋なんてしない」は1992年にリリースされた曲なのでもう30年以上経ちますが、どの世代も耳にしたことがある名曲です。
ただ、子供の頃ぼんやり良い曲だなと思って聞いてた「もう恋なんてしない」の歌詞をじっくり見てみると、ひどい奴だと気づきました。
ネットでもこの歌詞がひどいと言われています。
時代背景も感じますがそれにしてもひどい。
また、タイトルにもなってる「もう恋なんてしない」がサビに出てくるけど、意味不明なのです。
- 「もう恋なんてしない」歌詞のどのあたりがひどいと言われるのか?
- 「もう恋なんてしない」意味不明な歌詞の解釈
詳しく解説していきます。
「もう恋なんてしない」歌詞のひどいところ3箇所
「もう恋なんてしない」は彼女に別れを切り出され、フラれて一人ぼっちになった男性の心模様の歌詞です。
彼女に別れを切り出され、フラれて一人ぼっちになった男性の心模様の歌詞です。
と、別れたことを開き直ってるフリをして実はかなり後悔してる心の葛藤を、色々な描写で表現されてるんですが、、具体的にどこがひどいかというと。
ひどいところ①
君がいないと何もできないわけじゃないと
ヤカンを火にかけたけど 紅茶のありかがわからない「もう恋なんてしない」歌詞より
これは言い換えれば、常に主人公は(歌詞の主人公が槇原さん本人かは分からないので主人公と書きます)紅茶を彼女に入れてもらっていた訳です。
いやいや、紅茶くらいたまには自分で入れろよとな。
キッチンには女性が立つものという、当時の古い時代背景も感じられる描写です。
ひどいところ②
ほら朝食も作れたもんねだけどあまりおいしくない
君が作ったのなら文句も思いきり言えたのに「もう恋なんてしない」歌詞より
いや、、おい!
朝食というか料理は全て彼女任せだったんでしょう。
だから朝食を作ってみたけれど、作り慣れてなくてまずかったんでしょうよ。
まぁそこまでは100歩譲って許してあげたとして、
「君が作ったのなら文句も思いきり言えたのに」
だと?
はぁ?!うっせえわ!と叫びたくなりますね。
普通まずくても思いっきり文句なんて言わないですよね。
せっかく作ってるのに、思いっきり文句なんて言われたら彼女も作る気無くしますよね。
そんなことを当たり前にやっていたんだなと感じられます。
(だからフラれるんだよ)
30年前だから許された歌詞ですが、今の時代にこの歌詞を出したら「一生恋なんかするな!」と大炎上ですよね。
まぁドラマとのタイアップとかで、こういう歌詞なんかもしれませんが。
ひどいところ③
さよならと言った君の気持ちはわからないけど
「もう恋なんてしない」歌詞より
なぜ彼女が去った理由が分からないのか?それはモラハラ男だからです。
きっと彼女は多くを語らず「さよなら」の一言を告げて去っていったのでしょう。
その理由を聞くことなく、引き止めなかった主人公。
結局彼女の気持ちは分からぬままですが…
さよならと告げられた理由は、歌詞にすでに書いてるんじゃないでしょうか?
彼女に当然のようにお茶を入れてもらい、料理も当たり前にしてもらった上に、料理に対して思いっきり文句も言ってたんだから。
それが「さよなら」の理由なんじゃないですか?
と、このように、料理やお茶は女性にやらせるもの!
という前提で書かれてる歌詞で、30年前という時代背景があるから仕方ないものの、今の時代に見るとなんてひどい男なんだ!
と思わせる描写があちこちに出てくるため、歌詞がひどいと言われています。
「もう恋なんてしないなんて言わない」の意味が分からない
フラれたことを受け止め、開き直りつつ、実は彼女がいないと何もできない主人公。
結局後悔がピークに達してサビの最後に放つ言葉が
もし君に一つだけ強がりを言えるのなら
もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対「もう恋なんてしない」歌詞より
この歌詞の意味不明な点は2つあります。
- 恋するの?しないのどっち?
- 別れる時に言う言葉か?
ということです。
恋するの?しないのどっち?
「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対。」
うーん。
恋をしないの?するの?どっち?日本語むずい!
マイナビ転職の仕事をやめるのをやめたわCMばりにむずい!
かぎカッコで区切って考えると、
「もう恋なんてしない」なんて、言わないよ絶対。
彼女に別れる際に言ったセリフは「もう恋なんてしない」です。
つまり意味を解釈すると…。
ということですね。さらに、この言葉の意味の本質を捉えると、
なんでしょうね多分。
まわりくどいな。
まぁそのまわりくどさが文学的というか、槇原さんらしさで、裏にある思いを汲んでくれよということなんでしょう。
別れる時に言う言葉か?
どういう状況で「もう恋なんてしない」って言うんだろう?
でも、なんで別れる相手に「もう恋なんてしない」と言ったんでしょうね。
そこも個人的にはかなり意味不明です。
彼女は「さよなら」を告げて去った。
そして主人公は彼女が別れを告げた理由を分かっていない。
だけど何かしら話し合いはしていて、その中で主人公は彼女に「もう恋なんてしない」と言ったみたいです。
彼女から「新しい彼女を作って幸せになってね」と言われたとか?
または、「あなたみたいな人は恋愛には向いてない!」と言われたとか?
その答えに「もう恋なんてしないよ」と言ったのかな?
でも、後悔すべきはその言葉を撤回することじゃなくて、彼女の料理に文句を言ってたこととかだと思うんですけどね。
その他槇原敬之のひどい歌詞の歌を紹介
個人的に、槇原敬之さんの歌でこの歌詞もなかなかひどいと思っていた歌詞があります。
「雷が鳴る前に」です。
これは、ある雨の日に急に片思い中の女性に会いたくなり、公衆電話から電話をして、告白をするという歌詞です。
すっごい綺麗なメロディと歌声なんですけどね、一番大切なサビの歌詞が「ハテ?」って感じです。
雷が鳴る前に僕の想いを全部言うよ
雨をよける 傘よりも 君が大切なんだ「雷が鳴る前に」歌詞より
雷が鳴ってる途中、遂に僕の想いを告白したんですがその告白内容が…
「雨をよける 傘よりも 君が大切なんだ」
まわりくどいとか以前に、傘より大事って言われて、愛されてると思う人っています?
これは確実に振るかな、私なら。
傘より君が大事というと直接的すぎるから、言いたいことはおそらく、
ってことなんだろうけど、「傘より大切だよ」て言われたら、比較対象は傘かい!
って思いません。
子供のころ、親や親戚が槇原敬之さんにハマってて色々と音楽を流してくれてたんですが、この歌詞を「雨をよける君よりも傘が大切なんだ」と逆で覚えてて、まじ最低な奴だと思ってました。
勘違いに気づいた時も、好きな人と傘を比較するってどういうこと!
と驚きましたが笑
「もう恋なんてしない」歌詞がひどい&意味不明:まとめ
槇原敬之さんの名曲「もう恋なんてしない」の歌詞について解説しました。
歌詞がひどいと言われている部分は、彼女の作った料理に文句を言ったり、当たり前にいつもお茶を入れてもらっていたところ。
そして、フラれた原因が分かってないところが最低ダメ男です。
また「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」という歌詞が、恋するのしないの?どっち?とややこしくて意味不明です。
これは、やっぱり君と恋がしたいよという意味だと解釈しました。
ちょっと色々と明確になってすっきりしました。
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