ノロウイルスは冬に流行する食中毒のウイルスのひとつですが、その症状は激しく、できるだけかかりたくない感染症のひとつです。
そんな恐ろしいノロウイルスの新型が出たと発表されました。
新型ノロウイルスが出るとどのような事になるのでしょう?新型の症状と、予防法などを調べてみました。
新型ノロウイルスは2015~2016年大流行?症状は?
●ノロウイルスの症状
・激しい下痢(水のような)
・発熱
症状は軽い場合は、腹痛や下痢だけの事もありますが、
重い場合は発熱と一日中嘔吐、下痢をを繰り返します。
とにかく困るのは、嘔吐と下痢を一度にもよおす事!トイレに行く時も嘔吐用の袋が必要なんですね・・・。
ですが、酷い嘔吐はせいぜい1日~3日以内に治まるので、あまりにも酷い嘔吐、下痢で生命の危機を感じたりしますが、1日我慢すれば概ね回復しています。下痢は長引く事があります。
脱水にならないようにスポーツドリンクなどで水分補給を。(飲んでるそばから吐いたりします。)
●新型ノロウイルスの症状は?
毎年ノロウイルスに感染する人はいるのですが、インフルエンザなどに比べるとそこまで話題になりません。しかし、ノロウイルスは何年かに一度大流行する年があります。
最近なら、2012年に大流行しましたが、その原因は新型ノロウイルスだったためです。
2015年の新型ノロウイルスは、以前のものとどう違うのでしょう。
症状は、嘔吐・下痢・発熱で以前と変わりありません。症状が長引くや、致死率が上がるという事もありません。
ただ、新型なのでかかった人がいません。つまり人が抗体を持っていないので、大流行する恐れがあるのです。
ノロウイルスに感染する原因は?
原因物質として、生ガキが有名です。生ガキを含む二枚貝はノロウイルスに汚染されている事があるので、大事な用事がある前は二枚貝は控えた方がいいですね。
昔、「生ガキは吐きながら食べるもの」と聞いた覚えがあります。
つまり昔の人はノロウイルスに感染しながらも頑張って生ガキを食べていたんですね・・・。
また感染者の便や、嘔吐物の処理をした人が二次感染を起こす事があります。直接嘔吐物などに手で触れていなくても、空気中に舞い上がったウイルスで感染することもあり、ノロウイルスは感染力がとても強いのです。
またやっかいなのが、症状がおさまり治っていると思っても、3週間くらいは体内にはノロウイルスを保持しているんだそうです!
感染者の便にはまだウイルスがいるんです。トイレの後はきちんと石鹸で手洗いして下さい。
ノロウイルスの感染ルートを知って予防しよう
・手に着いたウイルスを口に入れてしまう
・空気中に舞い上がったウイルスを吸い込んでしまう
・原因の食品を食べて食中毒になる
●予防方法
・手洗いの徹底
手から口に運ばれ感染してしまうのを防ぐためには、石鹸できちんと手洗いする事です!そしてしっかり乾かして下さい。
ノロウイルスは石鹸やアルコール消毒では死滅しないのですが、それでもきちんと手洗いをする事によって、手に付着したウイルスを洗い流せます。
・トイレの蓋は閉めてから流す
感染者がいる場合はトイレも注意です。トイレで便や嘔吐物を流す時は蓋を必ず閉めて流して下さい。蓋をあけたままだとウイルスが水の勢いで空中に舞い上がります。症状が治まっても3週間は同じように注意して下さい。
ノロウイルスは空気感染はしませんが飛沫感染はします。
・嘔吐物の処理は、マスク・手袋・塩素系漂白剤
嘔吐物を処理する時は、舞い上がったノロウイルスを口に入れないようにマスクを、手に着かないように手袋を、ノロウイルスを死滅させるために塩素系漂白剤(500mlの水に対して10ml)嘔吐した場所や物の消毒をして下さい。
・二枚貝は過熱して食べる
85度以上で1分以上の過熱をして下さい。きちんと中まで火が通ってる事が重要です。
生ガキはおいしいですが、食べるときはそれこそ「吐きながら食べる覚悟」が必要です。
まとめ
免疫力が高いと感染しにくく、感染しても症状が出ない場合もあります。
家族みんなかかったのに自分だけかからなかった。という事もよくありますよね。
すでに流行のしはじめているノロウイルス。
12月にピークを迎え、また1月から3月くらいまでは感染する人がまだまだいます。
今年は大流行の恐れがあるので、子供が学校で集団感染して、そのまま家族もみんな感染・・・とならないように、手洗いを徹底して恐ろしいノロウイルスを予防して下さい。
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