年の初めの挨拶の年賀状。もうそろそろ用意を始められる方もいるかと思います。
ところが、こういう場合は喪中になるのかな?と迷う時があります。
例えば‥
喪中だったら、年賀状は控えて喪中はがきを送るべきなのか・・・?
といった場合です。どうすればいいか迷ってしまいますね。
喪中期間はどのくらいか、年賀状を出すべきか、しっかり確認していきましょう!
年賀状を出すべきか 喪中の範囲は?
そもそも喪中とは?
「近親者が亡くなったとき、一定の期間、故人の死をいたみ、身を慎むこと」
です。
喪に服している間は、おめでたいことはしません。
ですので、お正月のお祝い(門松や鏡餅の飾り、おせち料理など)は行わず、年賀状も送らないのが一般的です。
年賀状を送らない代わりに、事前に「喪中はがき」(年賀欠席礼状)を送ります。
喪中の範囲は?
喪に服すのは故人からみて一親等・二親等までと言われています。
二親等
これは各家庭の考えや付き合いの程度で変わってきます。
同居している二親等までは喪中にするけれど、離れて住んでいる場合はしない事のほうが多くなってきています。
喪中の期間は?
昔は男女で喪中期間が違い、男性のほうが長く期間が決められていました。
しかし、男女差別になるので、現代では男女同じ期間になりました。
喪中といわれる期間は、宗教などで多少の差はありますが、
平均は配偶者や同居する両親で1年。
それ以外は3~5ヶ月で明確に決まっている訳ではありません。
喪中はがきはいつまでに出す
年賀状を出すのが12月中なので、遅くても12月の初旬までには出しておきましょう。
喪中に年賀状をもらったら?
喪中のはがきを送っていたけれど、年賀状をもらった場合、1月7日を過ぎてから寒中見舞いや、返礼の手紙を出しましょう。
年賀状は出さないべき?祖父母の不幸事の場合
「妻のお祖父さんが亡くなった。結婚して間もないし、年賀状を出そうと思っていたがどうしよう・・・?」
こういう場合は、どうするかというと
祖父母の不幸事は喪中にする人と、しない人がいます。
祖父母と同居している場合は喪中にする、遠方の場合はしない、という場合が多いです。
付き合いの程度や土地柄、家庭環境であったり、親戚付き合いであったり、その家庭によって考えはバラバラです。
とても曖昧なものなので、家族と相談して決めるべきです。
ちなみに昔は、嫁いだら嫁の実家の不幸は、喪中扱いにしませんでした。
なぜなら、喪中にすると夫の家も喪中になってしまうからです。
ですが、祖父母が亡くなってからたとえ3ヶ月が過ぎていても、悲しくてとてもおめでたい事をする気分にはならないなら、年賀状は辞退するべきです。
最終的には気持ちの問題なんですね。
まとめ
喪中の範囲や期間はおおまかには決まっているものの、付き合いの深さや住んでいる場所によって変わります。
喪に服するというのは、本来悲しくて祝い事などできない、という心の状態ですので、続柄や決まり以上に個人の気持ちで違ってくるもの。
やはり、迷う場合はご家族と相談して決める事が大事です。