節分と言えば、「鬼は外~福は内~」
の豆まき。だと思っていたら、どうやら最近は節分と言えば恵方巻を食べるという家庭が多いようです。
でも、恵方巻って普通の巻き寿司や太巻きと何が違うんだろう・・?
と雑学好きの私は気になりました。
そもそも巻き寿司と太巻きの違いって・・?
なども気になったので調べてみました。
恵方巻と巻き寿司と太巻きの違い
巻き寿司と太巻きの違いは?
巻き寿司とは、お寿司の中のひとつで、酢飯の上に具材を乗せ、海苔で巻くので、「海苔巻き」とも言います。
巻き寿司の中には、鉄火巻やかっぱまきのような「細巻き」、
具材が何種類も入って、大きな海苔で巻く太い巻き寿司の「太巻き」があります。
つまり、海苔で巻いたお寿司の総称が「巻き寿司」「海苔巻き」で、そのうち太いお寿司を「太巻き」と言うんです。
しかし、この呼び名には地域による違いがありました!
関東では、太さにより「細巻き」「中巻き」「太巻き」と区別して呼ぶようで
関西では、太巻きの事を「巻き寿司」と言います。
関東にとっての「太巻き」と、関西の「巻き寿司」は、ほぼ同じ意味で使われているという事ですね。
私は関西人なので、巻き寿司の方が馴染みがありますね。
でも、いつもより大きいなと感じる巻き寿司(エビ天巻きや、カリフォルニアロールのような)の事は太巻きと呼びます。
恵方巻は何が違う?
恵方巻とは、節分に食べる太巻きの事で、具材が基本的には7種と多めで太くてボリュームのある巻き寿司です。
食べ方も、普通の巻き寿司は切り分けて食べますが、恵方巻の場合はその年の恵方を向いて、1本まるまるかぶりついて食べ終わるまで無言です。
最後まで喋らず食べ終わると、ご利益があるという縁起物ですね。
恵方巻というネーミングはセブンイレブンが名づけ親です。
コンビニ商戦で有名になった恵方巻ですが、それまでも「節分の巻き寿司」や「まるかぶり寿司」など色々な呼び名で節分の食べ物として親しまれていました。
ですが、このごろは「恵方巻」というネーミングが定着してきましたね。
つまり、恵方巻と、巻き寿司・太巻きとの違いは・・
という事です。
巻き寿司って、切った断面が金太郎飴みたいで綺麗なので、それも見えないし話をしながら楽しく食べられないので結構もったいない気がしませんか?
そして大きいので、女性や子供は食べきるが大変ですよね。
最近はそういうニーズに応じてか、ハーフサイズの恵方巻も沢山販売されていますよ。
恵方巻の具材は決まりがある?
恵方巻と言うからには、こういう具材が好ましい!というものがあるはず!
と思ったら具材の決まりはありませんでした。
ですが、恵方巻には7種の具材を入れると良いと言われています。
これは縁起の良い七福神から由来しているんですね。
- よくある定番の恵方巻の具材
- 海鮮恵方巻の具材
② きゅうり
③ シイタケ煮
④ 卵焼き
⑤ 桜でんぶ
⑥ うなぎ
⑦ 高野豆腐
といった、甘辛くて美味しい昔ながらの巻き寿司といった具材。
ご家庭で作るなら、常温でも傷みにくいこういった具材がオススメです。
② まぐろ
③ サーモン
④ カニカマ
⑤ イカ
⑥ きゅうり
⑦ 卵焼き
といった海鮮太巻きも、徐々に定番化してきました。
しかし海鮮巻きは、まるかぶりには不向きです。
なぜなら、恵方巻の基本作法では途中で醤油を付けるのはダメだからです!
海鮮巻きには致命的ですよね。
ですが、コンビニの海鮮恵方巻はそういったことを考えてか、全ての海鮮に味がついています。
まぁ、どうせなら醤油をつけながら食べたいものです。
さらに、最近では焼肉恵方巻やサラダ巻きなど、様々なレパートリーの恵方巻が売られています。
そして具材も7種類でないことが多いんです!
となると、恵方巻はどんな具材でも何種類でも、決まりはないという事です。
恵方を向いて無言で1本まるかぶりをする、という食べ方だけ守れば良いという事ですね。
まとめ
いかがでしたか?
巻き寿司と太巻きの違いは、太さの違いもありますが、
同じお寿司を、関西では「巻き寿司」関東では「太巻き」と、呼び名が地域によって違うという事でした。
そして恵方巻は、その「巻き寿司」「太巻き」を節分に食べるから恵方巻というのであって、違いがあるとすれば食べ方くらい、という事が分かりました。
ためになる話かどうかは分かりませんが、一雑学としてストックしておいて下さい。