設定のアイコンの横に、通知マークが付くと気になりますよね。
他のアプリは通知を見ると消えるのに、設定の通知だけは、iOSのアップデートしないと消えない!
気になるからしよう!と公共のWi-Fiでアップデートをして、時間がかかってできなかった経験はありませんか?
なぜWi-Fi環境でアップデートが失敗する事があるのでしょう?またもし失敗したらどうなってしまうのでしょうか?
Wi-Fiでアップデートできないのはなぜ?
私は元ケータイ販売店のスタッフだったのですが、iPhoneを購入されるお客様の多くが、パソコンを持っていない、もしくは家族のパソコンのため操作がわからないという方でした。
そのため、Wi-Fi環境でアップデートをされる方が多かったのですが、ショップに飛んでる公共Wi-Fiでいつもしている、という方がとても多かったのです!
『設定に通知がついた。アップデートだ。ケータイショップ行けばWi-Fi飛んでいるから、アップデートしよう~』
という軽い感じです。
しかし、本来はアップデートを始めてしまうと途中で終わらせたりしてはいけません。時間もどれだけかかるか分かりません。
Wi-Fiで、1日かかってもアップデートできないバージョンもありました(T_T)
iOS7へのバージョンアップなんかは、うちのお店のWi-Fiではできませんでした。
■なぜWi-Fiでアップデートできないのか?
その理由の一つにWi-Fi自体が凄く遅いという事があります。
うちのお店のWi-Fiは激遅でしたが、その理由はインターネット回線が光回線ではなくADSLだったためです。
ですが、お客様がこのお店のWi-Fiは高速だとか低速だとかは分からないので、Wi-Fiが飛んでいればアップデートしてしまえ、とやり始めてしまうのです。
ADSLは極端ですが、ポケットWi-Fiルーターなども速度が遅くてなかなかアップデートできない事がありました。
アップデートが失敗した場合どうなる?
アップデートの途中で終わらせると、たいていは何も変わらず使えるのですが、最悪の場合はリカバリーモードという状態になります。
リカバリーモードとは、iOSの一部が壊れてしまい、通常に使えない状態です。
この画面は、 iPhoneをUSBケーブルでPCに繋ぎ、itunesを立ち上げ、復元して下さい。 という意味です。
アップデートを失敗して、「この画面になり動かない!」とショップに来られるお客様はたくさんいましたが、正直リカバリーモードになってしまうとお店では何も出来ませんでした。
リカバリーモードになると、iPhoneだけでは手の施しようがなく、パソコンのitunesに繋ぐしか方法はありません。
そして復元すると、iPhoneのデータは全て消え、初期化されます。
バックアップを取っているなら、初期化した後にバックアップデータを入れると元通りになるのですが、バックアップデータがなければ、買った頃の何もデータのないiPhoneに戻ります。
しかしパソコンを持っていないお客様は、バックアップなど取っておらず、全てのデータが消去になりました。
アップデートをする前は必ずバックアップを取ろう!
Wi-Fi環境でのアップデートは、失敗するとデータが全て消えてしまうので、お店では推奨しておらず、またアップデートして欲しいと持って来られても断っていました。
でも、どうしてもアップデートをWi-Fi環境でしたい場合は、失敗してデータが消えても良いように、必ずバックアップを取りましょう。
Wi-Fi環境ならiCloudバックアップが取れます。
それから、アップデートは通知が付いてから、すぐにする必要もありません。
もちろんウイルス対策などを考えると、すぐした方が良いですが、新しいiPhoneが出た時に新しく発表されるiOSなどは、初期の段階でたいてい問題が出ます。
なので私はそういう評判を聞いてから、アップデートするようにしています。
また、古い機種に新しいiOSをどんどん入れていくと、機種がそのiOSについていけず、動作が遅くなったり、すぐ充電がなくなったりします。
最後に
もしアップデートを失敗してしまい、リカバリーモードになってしまったり、画面が真っ黒になってしまったりしたら、ショップに行っても対応してもらえない場合があります。
こういう時は、まずアップルストア、アップルサポートに問い合わせを先にしてみましょう。
アップルストアは事前に予約が必要なので、すぐに相談したい場合はアップルサポートに電話をすると素早く解決策を教えてもらえますよ。
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